School・Vanpaia ~A.D~ (ページ3)

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第2話ページ3

誰もがぎこちない会話をする教室の片隅。
窓の外をぼんやり眺める私。

正直、寂しいけど､､
慣れた。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

有「おっはよ～！元気か～??」

「キャー、有岡せんせー」

有「うわっ！…えっと、ありがとう!!
名前覚えてくれてるなんて、嬉しいなぁ♪」

なーに、調子いいこと言ってんのよ。
女子に囲まれて、デレデレしちゃってさ！
…ったく、あんな笑顔に騙される
女子達が可哀想だわ！

「うわ～。有岡先生、人気だな～」
「あのベビーフェイスだもんね」
「眺めるだけで十分」

私の席の近くの女子達が、
そんな会話をしているのを
盗み聞きしていると､､

ｷｰﾝ

主「そうだよね～」

口と体が勝手に動いて、
彼女達の輪に入った。

あいつ、アレを使ったな！
どうしよう…絶対、引かれてる､､

「えっと…聞いてたんだね笑」
「山下さんだっけ？よろしくね♪」

えっ…？

主「引かないの…??」

「なんで、引くの？」
「確かにちょっと驚いたけど、
そんなもんでしょ。入学したては」

主「えっ､ウソ…」

こんなに、人の輪に入るのって、
簡単だったの？

「えっ！？ちょっと、なんで泣くのよ～笑」
「緊張が解けたのかな??」
「かわいい～」

主「ごめんなさい、嬉しくて…」

「ﾌﾌｯ、私は、山本葉月、よろしくね♪」
「私は遠野奏、奏でいいよ」
「私は、寺川結衣、よろしく」

主「私は、山下A。
よろしくお願いします!!」

友達､､出来ちゃいました。