School・Vanpaia ~A.D~ (ページ13)

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第12話有岡side ページ13

Aがツンデレなことは分かってた。

強がるAは、かわいくて、
ついつい調子乗ってからかっちゃうのが、
俺の性分だ。

いつも結局は俺の所に戻ってくる。

だけど…

今回は、違った。

昨日はあんな心にもないこと言ったけど、
今日になれば、素直になって、
"大貴"って呼んでくれるって、
思ってたから…

教室を飛び出して、真面目なAが
授業をサボるなんて想定外で、焦ってる。

有「…ったく、どこに逃げたんだよ､､」

まさか、昨日の言葉は本心だったとか？

とにかく、早く探さないと､､

ｸﾝｯ

！？

臭う。
ヴァンプの臭いがする。

これは、まずい!!

ｶﾞﾗｯ

臭いを頼りに開けた教室のドア。

そこには、キス寸前のAと
ヴァンパイアの生徒がいた。

有「授業サボってのイチャつき禁止～!!」

光「げっ！なんで分かったんすか、先生」

有「不純な臭いプンプンしたわ！
ほら、離れた離れた!!」

主「ヤダね。離れないもん!!」

なんだよ、それ。
超ムカつくんだけど､､

ｷｰﾝ

主「イヤッ！」

ついカッとなって、Aを操った。

光「…先生、今のって､､」

有「あっ！」

俺としたことが、ヴァンプの前で、
アーティクル・ブラッド使っちゃった､､

光「ふーん♪先生だったんだ。
Aちゃんの契約相手」

有「八乙女光。お前、何が目的だ」

光「好きな人を手に入れること…かな？」

有「お前…！」

光「はーい、授業に戻りまーす！
またね、Aちゃん♪」

主「うん！」

これは、まずいことになった…