ジョングクの相棒 (ページ3)

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RM side

｢お、ナムヒョン俺が撮ってあげますよ｣

『じゃあお願いするよ。』

Aは意外と美術に興味があって、よく一緒に美術館や展示会に行く。

ジョングガと同様に写真にも興味があって何台かカメラも持っているし、撮るのが上手い。

｢こんな感じでどうですか？｣

『いいね。さすがだ。』

｢写真なら俺に任せてください！｣

Aはジョンハンの弟だけど、それほど顔は似ていない。
2人とも美形で中性的だけど、Aはどちらかと言うとテヒョンに近い。
ユンギヒョンくらいの白い肌にテヒョンの様な神秘的な顔。でも笑ったらジョンハンの面影はある。

『Aの子供も美形なんだろうな…』

｢何言ってるんですかㅋㅋㅋㅋ｣

『だってイケメンじゃん』

｢俺は結婚しませんよ。｣

『何で？』

｢自分のために時間を使いたいからです。
彼女もいりません。というかアミが彼女です。｣

こういうことサラッと言えるAはかっこいい。

『今まで彼女とかは？』

｢いないですよ｣

『嘘だ』

｢本当です。元々歌が好きで、小学生の時にいくつかオーディション受けてハニヒョンより先に練習生になって、それからずっと練習しかしてなかったし学校でも女子との面識なんてほとんど無くて。｣

Aはここへ来る前に、スターシップやSMなどの事務所で練習生をやっていた。

｢このグループのデビューメンバーになって非公開練習生と言われて、テヒョンイヒョンと違って俺は確定ではなかったから毎日が不安でした。だから恋愛とかしてる暇なかったですね。もし彼女いたら絶対傷つけてるだろうし。｣

そう。Aもテヒョンと同じく非公開練習生だった。
でもAのデビューは確実ではなく、いつ落とされるか分からない状態だった。

同い年のジョングガが生き生きとファンの前に出ているのを見てどれだけ悔しかったのか、どれだけ不安だったのか、俺には到底理解できない。

だけど、それを乗り越えて来たからこそ今のAがあるし、俺達もAが防弾少年団のメンバーとしていてくれる事に本当に感謝している。

『トッポギでも食べて帰ろうか』

｢ナムヒョンの奢り！｣

『仕方ないなー』

可愛い可愛い俺達のマンネ。