ジョングクの相棒 (ページ8)

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SG side

｢はぁっ！ひぃっ！ふぅっ！へぇっ！ほっほーい！｣

『お前のその独特な発声どうにかなんねぇの？』

｢オラしんのすけだぞぉ～(日本語ネイティブ)｣

『好きだなそれ』(防弾のヨジャは男勝り？21話参照)

こいつは男の割には声が高い。
ジミンやジョングガよりもさらに高い高音を出せる。
ジニヒョンのAwakeだって高いのに倍は出す。

『お前よく声枯れねぇな』

｢そりゃあちゃんとお腹から声出してますから。｣

『自分で曲作っといてあれだけど、毎回高すぎじゃないかと思ってたんだが大丈夫か？』

｢全然。なんならもっと出せます。｣

Aのソロ曲は全部俺が作っていて、そのほとんどが裏声。
その分低音が苦手だからたまに音外す。

｢ヒョン、ここもっと高くして大丈夫ですか？｣

『おー…いや、そこはできればこのままで行きたい。』

｢分かりましたー｣

今のままでも十分高いんだが…？
何オクターブ出せるんだこいつは。

『声変わりって知ってるか？』

｢しましたよ｣

『高いのから高いのになったのか？』

｢いや、低いのから高いのになりました。｣

『はぁ？』

｢冗談です。これでも低くなったんです。｣

割と長い間一緒にいるけどむしろ高くなってる気がする。

『まあ…俺はお前の声好きだし大事にしろよ』

｢俺は？｣

『嫌いではないけど好きでもない』

｢それは普通でもなく好きってことなんですよ。｣

『ポジティブだな』

｢ネガティブに捉えるよりはいいでしょう？｣

『そうだな』

Aのソロ曲のレコーディングは1時間弱で終わった。