秘密の話 (ページ25)

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HN side

『…あれ、ヒョンおかえりなさい』

YJ ｢ただいま…まだ寝てなかったの？｣

『今から寝るところです…あ、ヌナがソファーで寝ちゃってるんですけど…』

YJ ｢いいよ、俺が運んどく。｣

『ありがとうございます』

YJ ｢おやすみ｣

『おやすみなさい…』

僕は何故か、2人の様子が気になった。
部屋に戻ったふりをしてこっそりリビングを覗いてみた。

YJ ｢A起きな。｣

｢んんぅ…｣

YJ ｢…ジン先輩と話してきた｣

｢………｣

え、ジン先輩？
ってことは、この前ヌナが電話してたのってやっぱり…

YJ ｢まず…疑ってごめん。先輩とはほんとになんでもないんだな。｣

｢だから言ったじゃないですか｣

YJ ｢…でも、なんで大事な事を俺やメンバーに話さなかった？｣

｢………｣

YJ ｢これはお前だけの問題じゃない。｣

｢違う。私だけの問題だよ。｣

今にも喧嘩しそうな2人。
ヌナも起き上がり、座った状態でヨンジュニヒョンを睨む。

YJ ｢ならなんでそもそもメンバーでもない先輩に相談した？｣

｢オッパが気づいたから｣

YJ ｢は？｣

｢オッパが誰よりも早く気づいたからだよ。
毎日一緒にいるメンバーじゃなくて、事務所でたまに会って軽い挨拶しかしないオッパが一番に気づいた。この人はほんとに周りをよく見てるんだって思った。｣

YJ ｢だから信頼して相談したって？｣

｢そうだよ｣

なんの相談？
ヌナは何を隠してるの？

YJ ｢…とりあえず俺の部屋来て。ここじゃ誰か起きてくるかもしれない。｣

｢嫌だ｣

YJ ｢やぁ、いくらお前もイライラしてるからって年上には敬語を遣え。ここは日本じゃない。この国にはこの国のルールやマナーがある。｣

｢………｣

YJ ｢とにかく来て｣

そのままヌナはヒョンの後を着いて行って、僕も部屋に戻った。そしてモヤモヤしたまま眠りについた。