秘密の話 (ページ21)

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YJ side

JN ｢“バレたのがヨンジュナで良かったよ。これがスビンとテヒョンだったら大変だからね。”｣

『…先輩とAは付き合ってるんですか？』

JN ｢“まさか”｣

『じゃあなんで連絡を？』

JN ｢“別に先輩と後輩が連絡くらいとってたっていいだろう？ヨンジュナともしてるし。”｣

『でもこの前はしてないって言ってましたよね？』

JN ｢“…ヨンジュナ、心配なのは分かるが僕とAは本当に何も無いんだ。”｣

…尊敬する先輩の言葉であれど信じられない

JN ｢“…分かった。今度2人で話そう。長兄同士話したいこともあるだろうし。とりあえず今は切るよ。僕もこれから撮影なんだ。”｣

『…はい。すみません、失礼します。』

JN ｢“また連絡する。”｣

ジン先輩は、俺たちの知らないAを知っていそうで怖い。
Aが何を考えているのかも分からない。

｢何も無かったでしょ？｣

『今度ジン先輩と話すことになった。』

｢…はぁ。もう本当に好きにしてください。｣

でも、Aに嫌われるのは嫌だから。
次の日から俺はAにくっ付くようになってしまった。

｢なんですか。｣

『ごめんな…』

｢別にいいですよ。｣

『明日、先輩と話してくる…』

｢行ってらっしゃい｣

『…本当に悪いと思ってるから嫌いにならないで』

｢本当に悪いと思ってるなら話し合いも取り消すべきですけどね。｣

『それは無理。俺の知らないAをジン先輩が知ってると思うと悔しい。』

｢…オッパって意外と独占欲強いですよね。｣

『Aだけだよ。』

｢？｣

別にこれは、好きな人が取れるからとかじゃなくて、
妹が取られる感覚。
もしなにかの相談事だとしたら、頼ってもらえなかったことが悔しいから。