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帰り道。
さっき生まれた胸の高鳴りは帰りもずーっと私の胸で鳴り響いて。
まあ、私は鈍感で天然な可愛いキャラじゃないのでこの気持ちがなんなのか全く分からないわけではない、けど…
もしかしたら、私…
いや、ないないないない!!!
だってだって、ほんとにそうだったらもっとこう…すぐ自覚できるもんじゃないの!?
……なんて、自問自答を繰り返す。
｢…、A、A!!｣
『ふぁい!!!!?』
｢どしたの?大丈夫??｣
そしたら、希々の声にも気づかないくらいぼーっとしてしまってたらしい。
『あ、ごめんごめん、大丈夫だよ』
｢そう?ならいいんだけど、
…てかA、もしかしてさ…
…ダンス部に、気になる先輩とかいた!?｣
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希々が急にそんなこと言うから、私の心臓はドクッと跳ねる。
『え゛っっっ、な、なんで…??』
｢いや、今すごいぼーっとしてたから…
それと、さっきダンス部の練習見てる時、途中から誰か一人のことだけじーっと見てた気がしたの。誰だったかまでは分からなかったんだけど｣
え、全然自覚なかった…
うん、自覚はない。でも、心当たりはある………
だけど、今は。
『えーっと、、多分…気のせい!!確かに先輩たちはみんなかっこよかったけどね〜?
て、てか!!そんなことより、今日の鶴房はどうだった??』
希々はこの前私にしっかりと自分の気持ちを伝えてくれたのに、私は言えないのがかなり罪悪感だけど。
言葉にしてしまったら、きっと後戻りできなくなるから。
今は、希々が感じた違和感も、私の胸の高鳴りも、気のせいってことにさせてほしい。ごめんね。
でも希々はそんなに気にしてないのか、気のせいだったとすんなり納得してくれた。
｢そっか!!もしちょっとでも気になる人が出来たら私に教えてね?
で、えと、汐恩、は…今日もかっこよかった、よ…?
わ、私もちゃんと見たのは初めてだったから!!｣
やっぱり“かっこよかった”の部分だけ声がちっちゃくなる希々は本当に可愛い。
幸せそうな希々を見て、私も恋したいな、なんて思ったり、思わなかったり。
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なゆ .(プロフ) - にださん» お返事が遅くなってすみません🙏嬉しいお言葉本当にありがとうございます😭ゆっくりにはなりますが、にださんの下さった言葉を糧に更新も続けていきますので今後ともお付き合いいただければ嬉しいです*ˊᵕˋ* (2022年12月11日 20時) (
レス) id: 0f460ee25f (このIDを非表示/違反報告)
にだ(プロフ) - とても楽しく読ませて貰ってます。今後の展開も楽しみなので、無理なさらずに更新が再開されることを楽しみにしております！ (2022年11月29日 14時) (レス) @page15 id: d02bce7891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆ | 作成日時：2022年9月22日 17時
