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最悪だ、こんなタイミングで知りたくなかった。
だってこんなの、自分の気持ちに気づいたと同時に失恋したようなものじゃん。
でも、これも自業自得なんだと思う。
自分の気持ちに、気付かないふりをし続けてきたから。
『あの、応援、してるから!
希々のことで聞きたいこととかあったらなんでも言って、力になるよ』
そしてまた、私は自分の気持ちに嘘をつくことしか出来ない。
なら、ならせめて、好きな人に幸せになって欲しい。
今はそう思うことしか出来なかった。
…でも、その願いも、叶うことはないってことに気づいてしまう。
だって、希々にはすでに好きな人がいるんだ。
しかも、祥生のすぐ隣に。
誰かの恋が叶えば、誰かの恋が終わる。
2人とものことが大事だから、どっちを応援するなんて決められないし。
そんな考えばかりくるくると回る脳内に、チャイムの音が虚しく響いた。
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｢げっ、もう終わりか…
って、A全然食べ終わってないやん!｣
そんな鶴房の大声で、初めてお弁当の中身がほとんど減ってないことに気づく。
『え?あ、ほんとだ…
まぁいいや、お腹すいてないし』
｢大丈夫なん?…無理すんなよ｣
『え、鶴房が私の心配した…明日槍降るなこれは』
｢A、汐恩のことなんだと思ってるん笑笑｣
『え〜、控えめに言って…妖怪ぶっきらぼう男?』
｢なんやねんそれ!｣
大丈夫、いつも通り会話出来てる。
いつも通り、笑えてる。
自分ではそう思ってたんだけど、どうやら全然だめだったらしい、っていうのを、私は後で知ることになる。
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大変お待たせいたしました!更新再開いたします.
またよろしくお願いします!!
20230331 作者/なゆ
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なゆ .(プロフ) - にださん» お返事が遅くなってすみません🙏嬉しいお言葉本当にありがとうございます😭ゆっくりにはなりますが、にださんの下さった言葉を糧に更新も続けていきますので今後ともお付き合いいただければ嬉しいです*ˊᵕˋ* (2022年12月11日 20時) (
レス) id: 0f460ee25f (このIDを非表示/違反報告)
にだ(プロフ) - とても楽しく読ませて貰ってます。今後の展開も楽しみなので、無理なさらずに更新が再開されることを楽しみにしております！ (2022年11月29日 14時) (レス) @page15 id: d02bce7891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆ | 作成日時：2022年9月22日 17時
