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突然自分の名前を出されて、しかも大暴露された祥生は、
｢は、ちょ、汐恩…!?｣
と、食べている手を止めて何言うてんねんなんて小声で言っている。
聞こえてるけれど。
怒られている本人ははなんで俺が怒られとんの、と言いたげにきょとんとした顔をしている。
それから数秒後にようやく気づいたようで、
｢A、もしかして知らなかったん…??｣
気まずそうな顔で聞いてきた。
本人から直接聞いた訳じゃないし、正式には知らないけど、
気付かないふりも出来ないほど祥生の体から好きが滲み出てるから、気付いてはいたし…
これは知ってたって言うのか？と考えていたら、
｢いや、Aにはまだ言うてへんし…
そりゃいつかは言おうと思っとったけど…｣
なんて、私より先に祥生が答えた。
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その言葉を聞いて、鶴房は手をパン!と合わせると、
｢すまん、ほんますまん!!
Aのことだからてっきり知っとるんかと思っとった｣
と全力で謝った。
いや、Aのことだからってなに…??
私はそんなことを考えるけど。
祥生は｢いや、ええねん、そろそろ言おうと思っとったしな…｣
なんて答えて少しもごもごとしたあと、しっかり私の目を見つめて、
｢A、あんな、
………俺、希々が好きやねん｣
そう、私に向かってはっきりと言った。
私に向けられた言葉じゃないのに、こんなに真っ直ぐに目を見つめられたら、
嫌でもドキドキしてしまう。
『…うん、何となく気づいてたよ』
なんて一生懸命笑顔を作って言ったけど、心の中はぐちゃぐちゃだった。
…あぁ、やっぱり、そうだったんだ。
もう、認めざるを得ないなぁ…
希々のことももちろんそう。
本人の口から直接聞いてしまったら、もう知らないふりなんて出来ないし、自分に言い聞かせても無駄。
…でも、私がもっと認めたくなかったのに認めなくちゃいけなくなったのは、
自分自身の、気持ち。
見て見ぬふりをし続けてきたけど、
この時はじめてはっきり、思った。
_________私、祥生のこと好きなんだ、って。
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なゆ .(プロフ) - にださん» お返事が遅くなってすみません🙏嬉しいお言葉本当にありがとうございます😭ゆっくりにはなりますが、にださんの下さった言葉を糧に更新も続けていきますので今後ともお付き合いいただければ嬉しいです*ˊᵕˋ* (2022年12月11日 20時) (
レス) id: 0f460ee25f (このIDを非表示/違反報告)
にだ(プロフ) - とても楽しく読ませて貰ってます。今後の展開も楽しみなので、無理なさらずに更新が再開されることを楽しみにしております！ (2022年11月29日 14時) (レス) @page15 id: d02bce7891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆ | 作成日時：2022年9月22日 17時
