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｢...A、A...!?
大丈夫､?もうチャイムなるよ??｣
ぼーっとしていた頭が、
希々の声で現実に戻ってきた。
時計を見ると、
もういつ先生が入ってきてもおかしくない時間で。
『もうこんな時間、!?ありがと...』
ってお礼を言えば、
｢んーん!それよりどうしたの?すごいぼーっとしてたけど...｣
なんて心配そうな顔で私の顔を覗き込む希々。
『あー、ううん、なんでもない!大丈夫だよ〜!!!』
なんて適当に答えて笑ってみせながら、
なんでもないふりして自分の席に座る。
けど、私の頭の中はまったく違うことを考えていた。
____希々ってほんとに可愛いんだな、って。
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...いや、希々が可愛いのは知ってたよ?知ってたけどさ。
今顔をのぞき込まれた時に近くで見て、実感したというか...
化粧っ気ひとつないのにすべすべで真っ白な肌、ぱっちりとした大きな目、ぷるぷるの唇。
女の私でも、見つめられたらドキドキしちゃう。
...こんなの、男はみんな好きになるに決まってるじゃん...。
そういえば、ちょくちょく告白とかされ始めてるって、噂で聞いた。
希々は、告白されたなんて自慢みたいなことを自分から話すような子じゃないから、希々の口から直接聞いたことは無いけれど。
そういう優しさも、希々の大好きな所のひとつだ。
希々のことを好きな男は大変だな.....
何気なくそう考えてたら、私の視線は自然と祥生に行く。
...そっかー、祥生は希々が好きなのかー、ライバルいっぱいだねー...
わざと明るく、なんでもないふうにそんなことを考えてみるけど、
結局私の心はまたぎゅうっと締め付けられて、苦しくなる。
自分で考え始めたのに、勝手に苦しくなって。
あほだなぁ、私。
胸は痛くてしょうがないのに、後ろの席の子と話しながら笑う祥生から目を離すことは出来なくて。
横顔、きれいだな。
...なんて、浮かんだ2文字は私の中を駆け巡るけど、
声には出来ないまま。
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なゆ .(プロフ) - にださん» お返事が遅くなってすみません🙏嬉しいお言葉本当にありがとうございます😭ゆっくりにはなりますが、にださんの下さった言葉を糧に更新も続けていきますので今後ともお付き合いいただければ嬉しいです*ˊᵕˋ* (2022年12月11日 20時) (
レス) id: 0f460ee25f (このIDを非表示/違反報告)
にだ(プロフ) - とても楽しく読ませて貰ってます。今後の展開も楽しみなので、無理なさらずに更新が再開されることを楽しみにしております！ (2022年11月29日 14時) (レス) @page15 id: d02bce7891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆ | 作成日時：2022年9月22日 17時
