No.3 ページ5
Aside
部屋についているたったひとつの窓から、外を見る
空しか見えないのだけれど、いつもみる
綺麗な、満月
今日はいつもより早く寝れそう
寝てしまえば、この劣悪な所を忘れられる
「寝よう」
そう言って、ボロボロのベットに入った
目を閉じて、考えてみる
外の世界は、どんなかな
太陽って温かいのかな
木はどのくらい大きいのかな
友達、ほしいな
叶いもしない夢を今日も見るんだろうな
眠気が襲ってきた時だった
男1「誰だ！！！お前は！！」
女1「ぎゃぁぁあ！！！」
？「あははははははは！！！！！」
男1「このやろう…殺してや"！？？」
ほんの数秒で、静かになった
「…何今の」
断末魔が、一瞬で途切れた
私は、起きて小さく縮こまる
「…まただ」
多分、またさらわれる
私のこの、変な髪を目当てに悪い人が来る
足音が全然しないけど、息遣いがほんのかすかに聞こえる
ドアの前にいるみたい
でも、そのドアは鉄製で頑丈だからなかなか開かない
だから、開くはずがない
《バンッ！！！》
「……え」
ドアが空いたと同時に、隣の部屋の窓から月明かりが入る
その月明かりは、1人の人を照らした
と「ん？なんだ、こんな変な部屋にお嬢さんが閉じ込められてるなんてね」
声は女性の声とも取れるような、中間の声
黒いマントが、部屋に入ってきた風にたなびく
表情は、目元が仮面で隠れているけど口は笑っている
右手には、人を殺したであろう血がべったりついたナイフ
「……あ」
私は怖くなって、動けなくなる
と「なんだなんだ？こんなでっかい家にいるやつは、珍しい髪の持ち主を監 禁してたのかw」
そしてだんだん近づいてくる
「…」
怖くて何も言えない
.
何をしているの私
.
やっと
.
死んでこの地獄から抜け出せるチャンスだよ…？
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水色フード1216(プロフ) - コメントに全て返信できなくて申し訳ありませんm(_ _)m。たくさんのコメント本当にありがとうございました！！みなさんからの感想が励みになり、この話を終えることが出来ました！！御愛読頂きありがとうございました！！ (2018年8月9日 7時) (
レス) id: 3e7333316a (このIDを非表示/違反報告)
ちう - 面白かったです！ (2018年8月8日 14時) (レス) id: a0a25ca177 (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ - おわってしまったぁ〜〜！楽しませていただきました．．． (2018年8月8日 13時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
ふわみゅな(プロフ) - 初コメです！ずっと前から読ませていただいてます(о´∀`о)これからも更新頑張ってくださいp(^-^)q応援してます(*^^*) (2018年8月6日 22時) (レス) id: 0b169ad607 (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ - 更新頑張ってください♪応援してます！ (2018年8月6日 17時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水色フード1216 | 作成日時：2017年8月6日 21時
