今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:45,327 hit
小｜中｜大
毒の時間 ページ42
─
殺せんせーが緊迫を帯びた声で言う。
「毒物使いですか……しかも実用性に優れてる」
「俺特製の室内用麻酔ガスだ。
一瞬吸えば象すらオトすし外気に触れればすぐ分解して証拠も残らん」
わー何ですかそれ凄く暗殺に使えそうですね
………………………んん？
その象すら倒せるガス吸って立っている方、今現在目の前にいらっしゃるのですが。
烏間先生の体の構造どうなってんですか
……ウィルスの開発者も彼、と言うことで。
「ただ、お前達に取引の意志がないことはよくわかった。
交渉決裂。ボスに報告するとするか」
させませんよ、そんなことは。
素早く散り、最小限の人数で出入口を固める。
私も転がっていたワイン瓶を持って構えた。
「敵と遭遇した場合……即座に退路を塞ぎ連絡を断つ。
指示は全て済ませてある。
お前は……我々を見た瞬間に攻撃せず報告に帰るべきだったな」
烏間先生と毒使いの人が対峙する。
暫しの睨み合いの後、烏間先生が動いた。
鋭い膝蹴りが、鷲鼻の横の頬骨にクリーンヒット。
…………笑ってるように見えたのは気のせいと言うことで。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花言葉 | 作成日時：2019年1月15日 15時
