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正体 ページ20

頭がガンガンする…
割れるように痛い。


ここは…


重いまぶたを少しだけ、やっとの思いで開ける



視界がぼやぼやしてて上手く見えない


「「お?やっと目が覚めた〜?」」

?!


背筋が凍りついた


自分以外の声が耳に飛び込んできた瞬間、急に思考と恐怖が蘇る


そして目に飛び込んできたのは、薄暗い部屋の中に張り巡らされている写真。
家の中に入る所の写真。イトゥクさんの車から降りる写真。仕事中の写真。


「わ、私…?」
声を出そうとしたが上手く声が出ない。
どうやら口をガムテープで塞がれているようだ
しかも手も前で強く固く縛られている


写真が一面にベタベタと貼り付けられている9畳くらいの家具も何もない子部屋だった。
けれど、どこかで見たことある間取りだった


男「泣いてるの?可哀想に…」
男が私の顔に思いっきり近づく
細身で長身。切れ長の目がニタニタとしている
恐怖よりも驚きがその瞬間勝った。


この人…

男「泣いている顔も本当に綺麗。ずっとずっと隣で見てたからもう君の全部知ってるよ?でももっといろんな表情見たいなぁ〜」

この人…


「「「つまらない物ですが…よろしくお願いします^ ^」」


隣に引っ越して来て、挨拶をわざわざしに来てくれた青年を思い出した。
そしてこの部屋…
間取りからして、同じマンション。
そう。きっと私の隣の家に引っ越して来た男だ。


今まで隣にいた人にストーカーされてたの…
あまりにも身近な所にいたことにショックと恐怖で思考が追いつかない。


男「君さぁ…スーパージュニア?とかいうアイドルと付き合ってるの?しかも、二人?出入りしてるよね?こいつとこいつ」

男が壁一面に貼られている写真から、車を運転してるイトゥクさん
私の家に入る瞬間のドンヘを拳で指す


男「二人の男を股にかけてるってことだよね?…(笑)こんな清純な顔して〜淫らだね〜…僕も仲間に入れてよ」
そう言って私の腕を上に固定した


触らないで
気持ち悪い

私のことをいつも気にかけてくれるイトゥクさん
私のことを大切にしてくれてるドンヘ…


確かに私は贅沢だったかもしれない
二人の恋人でもなんでもない私が、特別扱いされすぎたのかもしれない。


男「ん〜どうしようかなぁ…とりあえずお洋服脱ごうか!」

やだやだやだ

男が大きなハサミを取り出して、私のブラウスをジャキジャキと音を立てて切っていく
その音がするたびに耳から全身に鳥肌がたつ

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りん(プロフ) - あ。しのび足で近づく黒い影、ドンちゃん早く気付いて! (2018年10月23日 7時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
う〜こ(プロフ) - 続きが気になります~大変でしょうけど更新楽しみにしています~! (2015年1月29日 23時) (レス) id: 9c5246a722 (このIDを非表示/違反報告)
よーこ(プロフ) - はじめまして(*´∇`)あたしはきゅひょんさんでお願いいたします(笑)ファイトです~♪ (2014年12月3日 21時) (レス) id: 8020ec2b45 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - キュヒョンがいいです(^o^)/ (2013年6月25日 19時) (レス) id: cfc2687fae (このIDを非表示/違反報告)
Kimi(プロフ) - トウギかイエソンがいいな〜!大変だと思いますが更新楽しみにしています。 (2013年6月24日 1時) (レス) id: 01a20c2660 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mimi | 作成日時:2013年2月20日 17時

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