推しを守らせていただきます。

新しい人間-JHside- ページ4

SC「なんか新しいマネージャー女の人らしいよ？」
JS「え、めずらしい。ミンギュ手出すなよ！」
MG「なんで、俺なんだよ！笑 今まで別に何にもないだろ！笑」
HS「俺たちもおじさんになってきたからそろそろ〜なんてな〜」

事務所に移動中イヤホン越しのメンバーの楽しそうな会話でうたた寝から目が覚める。

どんなに美人が来ようが、可愛い子が来ようが、
新しい人間が来た。
ということだけ。
僕たちに恋愛なんて程遠い。

今はcaratがいてくれるのだから。
caratがいるなら僕もそのままでいてあげたい。

メンバーも、メンバーとcaratが1番大切だから。

それにメンバーといる時が1番心地いいのは事実

今更他の人と一緒になんてなれるのか？笑

楽しそうにはしゃぐメンバーを横目にそんな考えを巡らせる。


バンが事務所の搬入庫に入る気配がする
車の窓を開けて、たくさん待ってくれてるペンに手を振る

いつも寒いのにこんなにも俺たちを一目見ようと集まってくれる
「やーーー！からっとぅーー！風邪引かないでね！」

「「「ギャーーーー////」」」

それだけ言って窓を閉める

あんまりやるとマネヒョンに怒られる。

バンを降りるとボディガードが事務所のわずかな距離でも間に立っていてくれている

たまに空港でアンチや過激なファンがいて怖い時もあるけどこうやってくれるから大体の安全は守られている

事務所に入ると、スタッフも後に続いてゾロゾロと入る。
するとスタッフの中に見覚えのない女の人がいることに気がついた。

ん？

練習生じゃないよな。

バッチバッチにスーツが似合っていて、
ゆるく巻いた長い髪を一つにまとめていて、
明らかにできるキャリアウーマンて感じだ。


ふと。


その人と目が合う。

？「？！？」
瞬間、バッと思いっきり目を逸らされた。

あ…なんか傷ついた。笑
そんなあからさまな笑

大抵、初対面の女の人たちは僕たちを食い入るようにガン見するけどこの人はそうではないようだ。

DK「やっ！！ハニヒョン！！」
隣のドギョムが小声で興奮気味に言ってきた

「んー？」
DK「今目が合ってた人、新しいマネージャーじゃない？！お姉様って感じでなんか…僕たち怒られそう！笑」

た、確かに…笑
お姉様…笑
ぴったりかも

思わず笑みがこぼれる。


どうせすぐに交代するマネージャーだ。
そこまで仲良くなるわけでもないし、
淡々と楽しく、上手くやればいい。



この時はただ、そう思っていた。

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