綺麗な瞳-DKside- ページ27
「Aヌナ…大丈夫！病院行かなくて大丈夫！」
ヌナがすぐに支えてくれてメンバーがいる練習室を出て僕を車に連れて行こうとする
今日は新曲の振り入れだった。
遅れをとりたくなかった。
ただでさえ、最近スケジュールがぱんぱんで僕のせいで一つずれてしまったらメンバー達にもっと負担がかかってしまう。
僕の痛めていない方の腕を組んでくれているヌナの手を静止する。
A「ドギョム。あなたの気持ちは凄い分かる。」
Aヌナが止まって、僕の瞳をまっすぐに見る。
彼女の瞳はこんなに強かったか。
綺麗な人だとは分かっていた。
けれどこんな時に
瞳がまっすぐで綺麗だと初めて知った。
A「怪我を軽く見て、一生踊りにくくなったアーティストを私は何人も知ってるわ。アーティストもスポーツよ。選手生命がかかってるの。」
正直、痛い。
だけど無理しなきゃいけない時はある。
僕の無理は今ではなかったのか。
A「ファンの為に、メンバーと一緒にずっと過ごす為に自分の身体は大事にしなさい。」
「…っ…」
僕は自分の置いていかれたくない。
その気持ちの一心で勝手にそう判断してしまっていた。
少しの沈黙の後、目の前のヌナが
涙越しだけどなんとなく笑っているのが見えた
A「…笑 やードギョマ〜泣いてるの？」
そう言ってAヌナが微笑んで僕の鼻を摘んだ
「な、泣いてませんっ！///」
この時のAヌナの優しい笑顔が胸に刺さった。
泣いてない。
と言葉で言ったものの、安堵と自分の自分勝手さに久しぶりに恥ずかしく込み上げて来るものがあった。
この人がseventeenに居てくれれば大丈夫。
本当に有り難かった。
A「早く病院行って、差し入れでも買って早くメンバーと合流しましょ♪ほら、おいで」
そう言って僕に両腕を差し伸べる
「な、なんですか？！」
まるでハグしてあげようと思わせる姿勢だった
A「え？遠慮しないのー！」
そういって優しくヌナの腕に包まれた
A「痛くてびっくりしたわね…大丈夫。ちゃんと早く治しましょう。ダンスの振替のレッスンもスケジュール組んでおくから…安心しなさい。」
背は思ったよりも低く感じたけれど、
自分の頬に当たる柔らかい髪、優しい香り、声に僕は思わずまた安堵の涙が溢れた。
Aさんの優しさが、
しっかり道を正してくれる強さが有り難かった。
それから僕は大人しくAさんとかかりつけ医に向かったのだった。
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noa(プロフ) - yuyu...さん» コメント嬉しいです！ありがとうございます！今週更新させて頂く予定です♪お待ちくださいませ^ ^ (1月31日 9時) (
レス) id: 5d007d36dd (このIDを非表示/違反報告)
yuyu...(プロフ) - とても楽しく読ませて頂いてます！続き楽しみにお待ちしてます♡ (1月31日 8時) (レス) id: b3f7a1a281 (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます！見落としておりました。只今外させて頂きました！ (1月18日 13時) (レス) id: 5d007d36dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noa | 作成日時：2024年1月17日 15時
