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それにしても、めっちゃ身長高いなあ。
菅野さんと同じくらいはありそう。
「いくつ?」
あたしの方を振り返り尋ねてくる蓮さん。
「16歳です」
「…高校生なったとこか、俺の六つ下やな」
てことは、蓮さんは22歳なんや。
「蓮さんは、関西の人なんですか?」
「さん付けじゃなくて、蓮でいいよ。これからずっと一緒なんやし気軽に話してや」
「わかった。よろしく、蓮。」
男の人ちょっと嫌やなって思ったけど、めちゃくちゃいい人そうで一安心。
「Aは、関西出身?」
「そう!元々大阪に住んでたんやけど、お父さんの転勤で東京に引っ越してきてん」
「そうなんや!俺もずっと関西住んでたからなんか関西弁懐かしいわ笑」
へぇ、蓮も関西に住んでたんや。
なんか親近感。
「服はもう着替えてるから、更衣室はもうわかるやんな?」
「うん!」
「じゃあ他案内していくな」
蓮にドーム内を案内してもらい、大体の場所が把握できた。
思った以上に広すぎて、覚えるまで大変そうやけど…笑
「昼飯食ってきた?俺めっちゃ腹減ってんけど」
「あたしは食べてきたけど…」
「俺無理やあ〜食堂一緒にいこ!」
ひとつわかったことは、蓮がめちゃくちゃマイペースってこと。笑
まあ楽しいからいいんやけど。
もうすでに蓮のペースに巻き込まれてた。
そんなマイペースすぎる蓮と一緒に食堂に向かった。
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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年4月22日 13時