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「で、でも!あたしナイターは行けてもお昼は学校が…」

「ああ、安心して。ちゃんと校長先生に伝えてあるから大丈夫だよ」




それって、デーゲームの日は学校行かずにアルバイトってことだよね…


ああ、神様。いるなら助けてください、お願いします。







「よし、なら早速このユニフォームに着替えてもらってもいいかい?」


そういって差し出されたユニフォームはとてもピカピカだった。






もう、降参するしかないよな…







「ここを出て、左に進んでもらったら女子更衣室があるからね」

「じゃあ、着替えてきます」



そう言い残し、監督室から出る。

閉めた扉の向こうからは、お父さんと原監督が楽しそうに話す声が聞こえた。






諦めて廊下を歩いてると、前から人が歩いてくるのが見えた。









う、うわああ!菅野投手だ…!
挨拶とかしてた方がいいよね。

やばいよ〜〜〜〜。緊張する…。



「おはようございます…。」 ペコ


「あれ?そのユニフォーム…もしかして新しいボールガールちゃん?」



パッと顔を上げると、優しく微笑んでくれる菅野投手。





や、優しい…!!



「そうです!さっき来たばかりなんでまだ何もわかってなくて…すみません」

「なんで謝るの。笑 名前は?」

「南 Aです!」

「Aちゃんか、よろしくね。俺は投手の菅野智之です。」




ニコっと笑いかけてくれる笑顔が眩しい…。




「存じ上げております…。」

「笑笑笑。そんなかしこまらなくていいから!笑 どこ行くの?更衣室?」

「あ、そうです。更衣室に」

「更衣室反対。通り過ぎちゃってるよ。笑」






ええっ、恥ずかしい…

なんで通り過ぎちゃってんの、あたし。






「一緒に行こっか。俺もそっちだし」

「え!ありがとうございます!」




もう…神…仏…。
このアルバイト、菅野さんがいてくれるだけで頑張れる気がする…。








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設定タグ:読売GIANTS , 坂本勇人   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年4月22日 13時

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