今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:21,063 hit
小｜中｜大
14 ページ14
．
｢A！何してんの！間違えたアカンでって言ったやん。｣
連のところに戻ってくるなり怒られる始末。
あれだけ教えてもらったのに、さっそく間違えるなんて教えてる蓮の方も呆れちゃうよね。
｢ごめん…迷っちゃって…｣
｢いや、俺はええけど大丈夫やった？｣
怒りつつも心配そうにあたしの顔を覗き込んでくる。
｢大丈夫、ありがとう。｣
｢大丈夫やったらええんや。ほら、そろそろ試合始まるから俺らも行こ、｣
近くにいる選手の皆に激励の言葉をかけてから
ベンチを後にする。
たどり着いた場所は、バックネット裏のすごく近い席だった。
｢ご飯食べながらゆっくり見れる席もあったんやけど、近い方がいいかな思って、｣
隣で売り子の女の子にジュースを頼みながら話す蓮。
遠くからゆっくり見るより、近くで楽しんで見たい派のあたしだったから、とてもありがたかった。
｢うん、近い方がいい！ありがとう！｣
はい、と渡されたジュースを預かり
試合が始まるのを待つことに。
試合直前ともあって、さすがに両チーム集中しているように見える。
ちょっと複雑だけど、やっぱりジャイアンツの皆を応援しなきゃね…。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：向日葵 | 作成日時：2021年4月22日 13時
