それはきっと (ページ12)

今日:1 hit、昨日:12 hit、合計:1,761 hit

• ページ12

『A？大丈夫か？』

優吾の声で目が覚めた

汗をかいたのか服がまとわりついて気持ち悪い

頭も痛いし体がだるい

あーやっちゃった

『A、おはよ。うなされてたよ。しんどい？』

「ちょっとね。でも大丈夫だから。」

そういって立ちあがろうとしたけど体に力が入らない

あーまだやることいっぱいあるのに

『寝とけって。ちょっとまって。』

優吾にベットに入るよう言われ、言う通りにする

少ししたら体温計を持った優吾が戻ってきた

はい、計ってと言われたので計ってみると

まあまあそれなりに高い数字が出たもんで

『はい、今日は休め。学校ないだろ？俺もないから。な？』

と言われたので、今日は休むことにした。

とりあえず優吾が日頃から家に置いておいた薬を飲んで寝てみる。

優吾にはうつると悪いからあっちいっててと言っといた

普段から至って健康体の私が風邪を引くなんて珍しいもので

もう体が限界だったのかもなー

いや心も限界だっだもんなー

なんて何にか考える

でも色々と限界だったのも確かで

どんな形であれ休むことができたのは良かったのかもしれない

そんなことを朦々と考えていたらいつの間にか眠ってしまっていた