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『緑谷出久くん。
君のことを何て呼べばいいかな。』
緑「デクで！！」
『デク?木偶？いいの？』
緑「はい！」
『わかったよ、デク。
君に必要なのは座学だね。
オールマイトも一緒に。ちょっと座って。』
床に座ると、取り敢えず説明を始めた。
『君に必要なことはもう決まってる。』
緑「と、言いますと。」
『本当にメモ好きね…………』
私がデクを見てて気づいた、これからのデクに
必要なこと。
『個性の"味"を理解すること。』
緑「味？」
『うん。味。』
緑「どういう事ですか？」
『肉体を鍋。個性を食材としようか。
君以外のクラスメイトは、生まれたときに
既にスープが出来上がっていて、今はそれに
どんなスパイスや隠し味を入れるかっていう
段階なのね？
一方でデク。
君は今、口に入れた事のない食材を、
なんとなく鍋に入れて煮込んでいる状態。
これじゃあ美味しいスープが出来る筈が
ない。
じゃあどうするか。』
緑「個性の生かし方を考える。」
『そう。
何も100%をだす必要はない。
食材の味を理解する為にその食材を丸ごと
食べてしまう馬鹿はいないだろ？
取り敢えず欠片でも良い。
味を分かれ。
そしてそこからは自分でオリジナルの
スープを作れば良い。
オールマイトと言うレシピにとらわれず、
オリジナルのレシピを作り上げるんだ。
それが出来たら君は、
シェフとして、ヒーローとして、それまでの
自分とは全くの別次元に立ってる。』
オ/緑「「…………」」
『言うべきことは全部言った。
あとはデク、君が考える事だ。』
緑「ありがとうございます！！！」
オ「ありがとう刹那くん。
道が見えた。」
『また詰まったら聞くくらいは出来るんで。』
そう言って私は訓練場をあとにした。
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かげ - ももさん» ももさん、ありがとうございます!コメントが温かくてとっても嬉しいです!更新再開したので是非また読んでくださいね！ (2020年5月19日 21時) (
レス) id: 5a3acdf74d (このIDを非表示/違反報告)
もも - これからも、お身体に気をつけて、出来る時で良いので更新頑張ってください！！応援してます！ (2020年5月7日 10時) (レス) id: 142b1e36a3 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 凄く面白い作品なので毎日毎日更新されてるかなぁと楽しみにさせていただいてます！設定がしっかりしてて、細かく丁寧な所や、ちょっとした矛盾などで、ん？、となることがないので主さんが適当に書くのは嫌と言っているのに凄く納得してしまいましたw (2020年5月7日 10時) (レス) id: 142b1e36a3 (このIDを非表示/違反報告)
かげ - ユリさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年4月28日 13時) (レス) id: 5a3acdf74d (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2020年4月28日 11時) (レス) id: ba2a71100d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげ | 作成日時：2020年4月27日 8時
