トリップ★4話★ ページ10
小春side
桜が目を覚ましてすぐ、太宰さんと中也さんは帰ってきた。
太宰さんは、とても安心したような顔をしていた。
…本人が気づいているのかは知らないけど
太宰「それでね。トリップのことなんだけど。」
『はい』
太宰「この前、私と中也は、ある異能力者を殺した。強力な異能力者でね。その異能力は、どんな物質でも自分の元に持ってこられる、という異能力だ。」
紫陽花「はぁ…」
太宰「まず持ってきたい物質を亜空間に飛ばし、そこから自分の元に持ってくる…」
一ねぇと桜は何かに気づいたようだった。
私には、分からない
太宰「恐らく、彼が死んだ時、たまたま君達に異能力がかかってしまったんだろう」
中也「だが太宰?もう彼奴を殺して2週間は経ったぞ」
太宰「嗚呼。彼の異能力は大きさによって持ってくるのにかかる時間が変わっていたからね」
中也「そうか…」
紫陽花「でも、私達には亜空間に飛ばされた記憶はないし…それに、桜が倒れたのは異能力の反動って、それも分かってないです」
太宰「亜空間に飛ばされた記憶がないのは、君達が変化に耐えきれず、気絶したからだろう」
紫陽花「あぁ…」
太宰「Aちゃんが倒れたのはね…彼の異能力も、完全ではなく持ってくるものは、何処か1つがかけていたんだよ。」
兎「え…?」
太宰「例えば銃だったら、安全装置がついていなかったりね。それが今回、身体に出たんだろう」
紫陽花「でも、なんで桜だけ…」
『あっ最近、毒作るって言って徹夜ばっかりしてたから、弱ってたんじゃない?』
紫陽花「そっか…」
中也「だが太宰は彼奴が死んだ後触れたよな?」
太宰「嗚呼…だが、私の異能力は、かけた本人か、かかったものに触れないと解除されないのだよ」
中也「つまり、此奴らに触らないといけなかったというわけか」
太宰「そう。そして────もう、こちらの世界に来てしまった以上君たちは…」
桜「元の世界には、戻れない」
太宰「そういうことだ」
『そんな!じゃあこれからどうすれば…』
太宰「そこで相談なのだけど」
兎「なんですか?」
太宰「…ポートマフィアに入らないか?」
兎「えっ…」
太宰「中也とも話し合ったんだが…君達の才能は、ポートマフィアで振るわれるべきものだ」
私達は無言で視線を合わせる。
ポートマフィアに入る以外に、やることも無い
紫陽花「…ポートマフィアに、入れて下さい」
太宰「決まりだね。…早速首領のところへ行こう」
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蜂蜜 雨花(プロフ) - バナナさん» バナナぁ!!!バナナがいるぞぉぉぉ!!!ふおおおおお!!! (2017年12月13日 22時) (レス) id: be625ac845 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ@Mikoto(プロフ) - バナナさん» 有難う! (2017年12月13日 9時) (レス) id: ab35abbbd7 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - 面白いです!ガチで (2017年12月13日 9時) (レス) id: 203f2c4b85 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ@Mikoto(プロフ) - 海松ミルさん» そうなんですか!(;°ロ°)直しときます! (2017年11月2日 6時) (レス) id: ab35abbbd7 (このIDを非表示/違反報告)
海松ミル - 太宰さんは幹部になったの18んときだから、四年前とかに修正した方が良いぞ… (2017年11月2日 6時) (レス) id: c6f843df75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコ@Mikoto | 作成日時:2017年10月23日 15時