【 文スト】トリップしても殺し屋やってます！

新・ポートマフィア★1話★ ページ41

一華side
小春「大丈夫かなぁ」

『そんなに心配？』

小春「当たり前じゃん」

『屹度平気！でもそろそろ…入社試験の時期じゃない？』

小春「そう、だね」

『まぁ太宰さんが何とかしてくれるか！』

小春「そうだよ！」

『うん！ところでさ、折角の休みなのにすることないって悲しくない？』

小春「確かにね」

『いつもどうしてたっけ』

小春「いつも甘い物食べてばっかりだった」

『じゃあ、雑談タイムにしよ！』

小春「なんか話すことある？」

『では率直に…』

小春「ん？」

『小春。中也さんと、どうなってる？』

小春「え。なんで？」

『普通に分かるし』

小春「ええー」

『そういえば、Aは絶対太宰さんのこと好きだよね』

小春「確かに。…でも、渚は好きな人、いなさそうだったね」

『ねぇー探偵社では出来るといいねー』

小春「意外と谷崎さん好きになったり」

『乱歩さんとか』

小春「そう考えると皆ありそうなんだよなぁ」

『報告を楽しみに待つとしよう』

小春「そうだね」

『お昼寝でもするー？』

小春「まだ10時なんだけど」

『1日って長いねぇ』

小春「ねぇ、さっき普通にわかるって言ってたけど」

『なんだよいきなり』

小春「本人には…バレてない、よね…？」

『さぁーとっくに気付いてて、でも知らないふりしてたり』

小春「うぅわーどうすればいいんだよー！」

『冗談だよ。鈍感そうだし、気付いてないと思うよ。』

小春「だよね！そう、だよね！」

『もう、安心しなさいよ』

小春「だってぇ」

『そんなキャラじゃないだろ』

小春「確かに」

『キャラってそんな簡単に戻せるもの！？』

小春「私に出来たんだ！誰にでもできる！」

『それもそうか』

小春「私の扱い酷くない！？」

『そんな事ないさ』

小春「で？立原さんとはどうなの？」

『…何もないよ』

小春「一緒にお出かけとか！」

『な、ないない』

バレてない、よね？

小春「むむ…そうかな？私は中也さんとお出かけしたことあるぞ？」

『小春…』

小春「ご、ごめん！一ねぇ」

『大丈夫だよー』

小春「まあ、取り敢えず渚達の健闘を祈ろ！」

『そうだね！』

立原さんとどうなったのかって？そんなの…


立原「なァ、今度一緒に出かけてみないか？」

『え、え？』

立原「いや、何でもねぇ」

『…行きたい』


…言えるはずがないじゃないか

────

「…まじで？」
「はぁ…」
「なんでバレたんだ」
「がんばっ」


「不安だ…」

────

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