【 文スト】トリップしても殺し屋やってます！

殺し屋★3話★ ページ5

渚side

────────朝の4時──────────

紫陽花「兎、三日月起きろー！もう桜は起きたぞ！」

兎「やだーまだねむーい」

三日月「一ねぇは五月蝿いなー」

紫陽花「なんだと？」

あぁーまた始まるのかなー

桜「ストーップ！今日も仕事はあるの！さっさと朝ごはん食べて！」

桜ナーイス
今日はご飯係桜だったか。
……何を入れたの？

桜「ほら！そろそろ兎も起きなさい！」

もう、桜がそこまで言うなら…

『はーい』

桜「あ、おきた。」

桜…お母さんみたい。

『今日は何を入れたの？』

桜「朝ごはんの話？」

『そう。』

桜「今日は仕事が多いからねースタミナつくように超絶パワーみなぎる系の薬、いれたよ！」

『おおー！』

桜「早く食べてねー」

『あれ…紫陽花は…？』

桜「もう朝ごはん食べて、ハッキングで標的の情報取得中。」

『相変わらず早起きだねー』

桜「そりゃ、リーダーだから。」

三日月「ねーむーいー」

桜「しーごーとー」

ああ、楽しい。
皆といると、いつも楽しい。

────────30分後──────────

紫陽花「情報、掴めたよ」

桜「おー！どんな感じだった？」

紫陽花「1番目の標的は、朝５時出勤。そこから────────」

紫陽花、流石だ。

────四年前のあの日。
奪うとは決めたものの、なかなか勇気が出ない私達に、

一華「じゃあ、役割を分担しよう？」

渚「役割？」

一華「そう。渚は、前から目がいいよね。だから、銃に向いてるんじゃない？」

渚「なるほど。」

いつも大切な時は仕切ってくれて。
リーダーに最適だ。

桜「兎、兎ー？どうしたのー？」

『えっあっなんでもない！』

紫陽花「そろそろ行くよ？」

『うん！』

三日月「レッツゴー！」

此処が、標的の会社。
標的出社まで、あと5分。

桜「さー今日はどの毒にしようかなー」

皆、武器の手入れをしてる。

桜「よーし、シンプルに心臓止める系のに！」

物騒だよ、桜。
流石毒マニア。

三日月「そろそろ来るよ！」

紫陽花「誰が行く？」

『今回は標的1人だから────』

桜「三日月でいいんじゃない？ズバッと切っちゃって！」

三日月「OK」

─────────────────────
紫陽花「次の標的は？」

桜「盗みの常習犯で、5人組！」

紫陽花「兎と桜、お願い！」

兎、桜「「了解！」」

こんな調子で、すべての標的を殺した時にはもう夕方。

『帰ろー』
ごく、普通の1日だった。
はず。

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