【 文スト】トリップしても殺し屋やってます！

ポートマフィア★12話★ ページ22

小春side

んんー暇だなー

中也さんは首領に呼ばれてこらいないしー
てか遅くないか？

『あぁー！暇ぁー！』

中也「一緒に何処か行くか？」

『えっえっえぇ！？』

中也「なんだよその反応…」

『えっやっあのっ…行きたい…です…』

中也「行きたいところあるか？」

『特には…』

中也「じゃあそこら辺を歩くか」

『はい！』

あぁー暇って最高だ

マフィアー！ありがとー！

…あれれ？私は一ねぇに言われたことを認めている…？

いやいやいや！
違うんだから！断じてちが────

中也「どうかしたか？」

『ひゃっ何でもないです！』

中也「変な奴だなァ」

うーあー

どうしよう
緊張してきたかもしれない

あ。服ない…

いっかこのワンピースで

『行きましょうか』

中也「嗚呼」

『うっわぁっ！これすっごく美味しそう！』

中也「食べてもいいぞ？」

『いや…お金が…』

今思い出したけど…
私達、殺し屋4人組は現在無一文なのではないか

これは…まずいかも…

中也「奢ってやるよ」

ん？聞き間違いかな？
いや。
今確かに奢ってやるよ、と…

『えっダメですよ！そんな…』

中也「良いんだよ。入ろーぜ」

『…はい』

どうしよう…

此処は凄いお洒落なカフェ…
中也さんはお洒落だから大丈夫…
でも私は…私は？顔も可愛い訳ではないし、お洒落でも無い…

やっぱり一ねぇが言ってたお似合いっていうのは、嘘…

〈ねぇ、あの２人お似合いじゃない？〉

〈本当だー！〉

『〜っ！』

明らかに私達の方を見て…

中也さんは…？

えっ顔が…赤…い？
気のせいだよ…ね

気のせいじゃないといい────

何考えてるんだろ、私

中也「あ、ほら席空いてるぞ」

『あ、あぁっはいっ』

中也「これ頼む」

〈承りましたー〉

『美味しぃー！』

中也「1口くれよ」

『えええぇぇぇぇ』

な、何を大それた事を

どう反応すれば…
あぁぁ

中也「冗談だよ」

笑いながら言わないでくださいよ…
悩み損じゃないですか…

そうこうして、もう夜の7時ぐらい

────幹部室

『今日は楽しかったです。有難うございました！』

中也「俺も久しぶりに楽しかった。たまにはこういうのも良いかもな」

『あんなに奢ってもらっちゃって…いつか返しますから！』

中也「いいんだって…一寸は格好つけさせろよ」

『え…』

中也「い、いやなんでもねェんだ」

『…っあの！またっ遊びに行きましょうね！』

中也「嗚呼！」

満面の笑顔…
やっぱり、私は中也さんのことが────

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