■08. ページ8
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二宮「とりあえずさぁ？ペットショップで、こいつに必要なものでも買い出しに行こうか？」
A「はいっ////」
待ち合わせた公園で
二宮くんは芝生の上で寝ころぶにのちゃんを見つけると
すかさず抱き上げた
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今日もステキな二宮くん
擦り切れたジャージでも着こなしてしまうから不思議
ボリュームのない髪型も、犬顔なのに猫っ毛なのも
二宮くんだからこそ似合うんだから///
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隣に並ぶだけでドキドキしちゃうけど
もっともっと近づきたいって思っちゃうのは
恋した気持ちが
私を欲張りにさせてるだけ
欲なんて出しちゃだめなんだって分かってるけど
好きになった気持ちは
止めることなんてできないんだからね
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それほど遠くないペットショップまで二人と一匹が並んで歩く
まるでデートでもしてるみたいって思えるから
二宮くんに聞こえちゃうんじゃないかってぐらい
心臓がドキドキっていってた
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にのちゃんの飼い主になって良かったぁって思う
大野さんありがとぅーーーーーっ！！
って
叫びたいのを我慢してる
だけど
ペットショップに入っても二宮くんはペット用品に夢中で
そりゃ……そうかも知れないけど？
にのちゃんのために来たんだからそうかも知れないけど？
私に会いに来たってわけじゃないって
ちゃんと分かってるけど？
ちょっとぐらい私にも興味示してくれたって
よくない？
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両手に抱えたにのちゃんを離そうともしないで
わんこ用の食器を
「どっちがいい？」って無邪気な顔して聞いてくるけど
二宮くんは無意識に私を傷つけてる
なんて
思ってもいないんだろうなぁ
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二宮「Aさんはどっちがいい？こいつにはコッチの首輪のが似合うよね？」
A「わたしは、コッチが好き……。」
二宮「そう？」
A「二宮くんのが……好き……。」
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二宮「だよねぇ？趣味、似てんのかなぁ？俺ら(笑)」
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二宮くんは「んふふ」って笑って、手に持った首輪とリードをかごの中に放り込む
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気づいてよ
鈍感二宮
こんなにラブビーム送ってんのに
いっつも綺麗に交わして終わるんだから
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作者名：１２(とうふ)の角(かど)に頭ぶつけ隊
x他3人 | 作成日時：2013年12月3日 12時
