■04. ページ45
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お化粧が完成した私を見て
「可愛い可愛い♪」って言ってくれる。
玄関で靴を履こうとしたら
「大丈夫？見えてる？履ける？」って心配して履かせてくれようとする。
いざ、出掛けたら
和也はもっともっと優しくなってきた。
和也「ゆっくり歩くけど気をつけろよ。」
A「うん、慎重に歩く。」
和也「腕、ずっと組んでて。」
A「……うん… /// 」
外じゃ恥ずかしがって腕なんか組ませてくれなかったのに
特別な今日、最悪なドジをした私に優しい和也。
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※「視力検査しましょう。こちらにどうぞ。」
到着した店でそう言われて移動するときも
必ず手を繋いで一緒に歩いてくれた和也。
和也「見慣れた家じゃないから恐いだろ。」
何気ない言葉ひとつひとつに優しさを感じて泣きそうになっちゃう。
※「申し訳ございません。ただいま在庫がなく、取り寄せになります。」
検査が終わって告げられた言葉に
メガネもコンタクトもそんなに特注になっちゃうの？って驚いた和也は
ほぇー…って、初めて聞く声をあげた。
和也「A、想像してたより視力悪いんだな。入荷するまで飲み歩きはナシな(笑)」
A「メガネひとつくらい残しておけばよかった…」
和也「片付けたもんは仕方ねぇよ。」
急いでもらって一週間後。
とりあえず仕事に行けるようにって
一番近そうな使い捨てコンタクトレンズを買って帰った。
なるべく家でおとなしくしておくしかないか…って言った和也の腕にそっと自分の腕を絡ませる。
和也「…泊まろうかな。」
A「……へ？」
和也「へ？じゃなくて(笑)色々困るだろ？一人じゃ歩けないし、入荷したら一緒に取りに行きゃいいだろ？」
A「使い捨てあるから大丈夫だよ？」
和也「んー…なんかそれも仮だから心配。」
……すごく優しい…。
なんでだろう。なんでこんなに優しいの？
いや、いつもだって優しいけどちょっとドＳな面もあるから
いつもはからかわれてばかりなのになぁ…。
ちょっと意地悪なことをするいつもの和也も大好きだけど
今日の優しい和也は
私の大好きをもっともっと増やしていく。
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作者名：１２(とうふ)の角(かど)に頭ぶつけ隊
x他3人 | 作成日時：2013年12月3日 12時
