12月12日 ― 恋堕好日 ― (ページ5)

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■05. ページ5

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A「罪ですよね……可愛いって。」

二宮「だねぇ。飼ってあげれない罪悪感ハンパねーもん。俺。」

困った顔して笑う二宮くんにも

ぎゅうぅって胸が掴まれたみたいになる

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二宮「こいつ、俺に似てない？」

A「か、可愛ぃ……デス////」

二宮「Aさん、飼ってあげなよ！俺、たまに会いにいくし。」

A「………へ？////会いに……？」

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いや

私に……じゃなくって

この子に会いに……ってのは

ちゃんと分かってる

だけど

だけど

大野さん抜きで繋がれる

唯一の方法

―――――って、一瞬で頭の中でそんなこと考えてた

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二宮「犬ってさ、主人に忠実じゃん？そーゆーの見ちゃうとさぁ、愛おしくてしょうがなくなるよね？」

二宮くんの手の中で

嬉しそうに子犬はパタパタと尻尾を振る

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短い尻尾が

まぁるいお尻が

そしてあどけない瞳が

A「飼おうかなぁ……。」

そう私に呟かせていた

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