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そんな私達に向かって、
二宮「次いでで悪いんだけど、紹介してもい？」
ニノがそう言って私の手を掴んだ。
指に指を絡めると、
二宮「コレが今、俺が好きな人。」
私の手の甲に、キスをした。
「まぁっ！！」って嬉しそうな目で私を見る主役。
―――、は？
何？―――、どういうこと…？？
隣にいるニノに視線を動かしたら、
二宮「ね？(笑)」
そこにはニノの、可愛い笑顔があった。
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A「あの〜ニノ…じゃなくて二宮さん？？」
二宮「和也って呼んで？それともカズか？」
顎に手をあててニノが「う〜〜ん、どっちがいいかな？」って悩んでる。
あの……、
そんなのどっちでもいいんですけど……。
『またゆっくり話すね。』って主役の輪から抜けだした私とニノ。
私がウロウロしてた場所まで戻ってきたけど、
ニノの爆弾発言のせいで、みんなに見られてる気がする……。
A「この後は、どうすればいいんですか？(( ・ﾉ｡・)ｺｯｿﾘ)」
私達から少し距離を置いてる人達には聞こえないようにニノに聞く。
ニノの話によると、
この会場の中に前からしつこく言い寄ってくる女優さんがいるらしい。
(どの人かは教えてくれないけど！)
その人への“彼女がいます”アピールに、
主役に話しかけられなくて困ってた私が、なぜだか抜擢されたのだ。
“もっと可愛い人の方がいいんじゃないか”ってニノには言ったけど、
有名人だと騒ぎになったとき大変だから、こう言う時は一般人の方がイイらしい。
二宮「ん？まぁ抵当にイチャイチャしてればいいよ。」
A「はぁ…。」
そうは言われても、イチャイチャって言うのはどういう…？
手を繋ぐとか、腕を組むとか
そんな感じでいいのかな？
まぁそれくらいなら？
緊張はするけど、出来なくはないな。
(ちょっと“役得♪”とも思うし。(*´艸`*))
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作者名：１２(とうふ)の角(かど)に頭ぶつけ隊
x他3人 | 作成日時：2013年12月3日 12時
