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■11. ページ11
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今日も二宮くんは
仕事帰りにうちにやってきてはにのちゃんと遊んでる
最初から二宮くんになついてたにのちゃんは
どっちが本当の飼い主かなんて分かんないぐらいになってるけど
にのちゃんのおかげで毎日二宮くんに会えるんだから
その辺はいいとしよう
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後から聞いた話では
大野さんは大野さんなりに
二宮くんは二宮くんなりに
にのちゃんを使って
私との距離を縮めようと必死だったらしい
にのちゃんをなつかせたのも
あの日、大野さんちに呼ばれていたのも
二宮くんと大野さんが最初から仕組んだことらしかった
当の二宮くんは
そんなこと絶対に言わないけど
案外、口の軽い大野さんから全部筒抜けだってことは
私だけの秘密にしておこう
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A「ね？にのちゃん////」
にの「わん♪」
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『淡恋前線』
──End──
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作者名：１２(とうふ)の角(かど)に頭ぶつけ隊
x他3人 | 作成日時：2013年12月3日 12時
