12月12日 ― 恋堕好日 ― (ページ2)

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■02. ページ2

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二宮くんが好き

そう気づいたのはずいぶん前な気がする

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大野さんは同じ会社の先輩で

いつだったか飲みの場に誘われたとき

引き合わせられたのが二宮くんだった

二宮くんと私との間にはなんの繋がりもなくて

大野さんを中継にした程度の知り合い

そんな儚い関係の人

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せめてメアドだけでも知ってればなぁ……

大野さんなんかいなくても

二宮くんと連絡とり……────

いや、あえないな

取り合えない！

恥ずかしくてムリムリーーー！！！

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大野「いい歳なんだからさぁ？好きなら好きって言っちゃえば？」

A「いい歳だから言えないんです！」

大野「そう？」

A「だって、すす……き……なんて////」

苦笑いした大野さんだけど

「まぁ、頑張って(´･∀･`)」って

案外そっけないんだから

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A「犬……かぁ……。」

子犬と戯れる二宮くんを想像して

思わず顔が緩む

だって

どっちが子犬か分かんないぐらいイメージ上では可愛いんだもの

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犬を飼うつもりはないけれど

二宮くんに会えるなら

行かないなんて

もったいなさすぎるもんね？

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