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私はレストと会った広場に戻る。

正面を見ると、ドアの付いていない部屋があった。

よく見ると、そこは城のようだ。

(無防備だなぁ……兵士の1人もいないなんて。いくら平和でも、街中ですら見かけないって、常識が欠けてるんじゃないの?まぁ、挨拶に行ってみますか)

―――――――――――――――――――

「失礼します」

「何者じゃ」

「はい、旅人の藤乃と申します。私、知らないうちにここに流れ着いていまして、王子の計らいにより、ここに暮らさせて貰うことになりました」

「……ほう。我は風幻神セリザウィード。ネイティブゴッドの一柱なり」

「あれ、セリザ、まだそれ使うの?」

「あ、レスト……え、本当はこうじゃないの?」

「な……っ!?れ、レスト!何を言ってくれるのじゃ!」

「あはは。でも、町の人達も知ってるんだし、すぐバレそうだもんね!」

「お〜ぬ〜し〜、ネイティブゴッドをなめるでない!」

(賑やかだなぁ……)

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作者名:未*来 | 作成日時:2014年4月1日 0時

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