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「姉様、誰から話す?」
「あ、私に質問させてくださるぅ?」
「紅玉ちゃん、どうぞ!」
「紅桜姉様は、好きな人はいらっしゃるぅ?」
「あー!いっつも居ないで終わるもんね、今日こそは皮を剥ぐよ!」
「……居ない」
「本当にぃ?」
「居ない」
「ほ、本当に……?」
「居ない……!」
「「本当に?」」
「……〜っ!い・な・い〜!」
「「ほ・ん・と・う?」」
「あ〜っ!もう!なんなんだよ!」
「……紅桜姉様は、気付いていないだけでなくてぇ?」
「うんうん。自分で誰が好きか分からないなんて恥だよ」
「は?じゃあ二人はわかるの?」
「それは自分の好きな人か紅桜姉様の好きな人か、どっちですのぉ?」
「どっちも」
「自分の好きな人は分かるよ?姉様の好きな人はね……」
「「ズバリ!紅覇兄様!」」
「……は?はあああああああああ!?///」
「ほら今顔を赤くした!知ってるよ?寝るときに毎回紅覇兄さんの名前言ってたり、ぼーっとしてる時は大抵紅覇兄さんのこと考えてるし、夢に必ず紅覇兄さんが出てくることとか、あと無意識に紅覇可愛いって言ってるからね!?」
「……ウソダロウソダロウソダロウソダロ」
「嘘じゃないのよぉ、それが」
「……ッ……紅覇のとこ行ってくる」
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作者名:未*来 | 作成日時:2014年4月1日 0時