第41話 2人で相談 〜CM side〜 ページ41
『』は日本語
〜CM side〜
夕方、仕事を済ませた僕は病院に向かっていた。
いつも通り階段で２階に上がり脳神経外科に向かうと、僕に気づいた田中先生が小走りでやってきた。
田中『シム君!!』
ＣＭ『あ〜、田中先生、こんにちはぁ。
A、どうでしたぁ？』
田中『ん？ああ、Aさんは至って健康、問題ないよ』
ＣＭ『そうですかぁ(ﾎｯ)』
田中『ところで、シム君･･･』
ＣＭ『はい』
田中『Aさんと、分娩方法の話ってしたことある？』
ＣＭ「ブンベンホウホウ？」
田中『ああ、どうやって産むかってことなんだけど･･･』
ＣＭ『あぁ。 ん〜、そういう話はしたことがないですね』
田中『そっか･･･』
ＣＭ『どうかしましたか？』
田中『うん、実は、Aさん、自然分娩で産みたかったみたいなんだ』
ＣＭ『はい･･･』
田中『Aさんは手術のときに血管の処置もしていてね、力むことは心臓はもちろん血管にも負担がかかり過ぎるからAさんの体では自然分娩は無理なんだ』
ＣＭ『･･･』
田中『自然分娩が無理ということはカン先生からも聞いてたみたいなんだけど、ここだったらできるだろうって、Aさんは思ってたみたいなんだよね(溜息)』
ＣＭ『どうしてAは自然分娩に拘ってるんだ･･･？』
田中『帝王切開になるからだよ』
ＣＭ『テイオーセッカイ？』
田中『お腹を切るということだよ』
ＣＭ『もしかして、Aは･･･』
田中『うん、胸の傷が無かったら帝王切開もすんなり受け入れられたかもしれないね』
ＣＭ『･･･』
田中『帝王切開なら、うちじゃなくてもカン先生の病院でも充分だよ。
地元の方がAさんも落ち着いていられるだろうから、そこはAさんと相談してくれるかな』
ＣＭ『Aがどうしても自然分娩がいいと言ったら、田中先生引き受けてくれますかぁ？』
田中『引き受けても、Aさんの体の安全は保障できないよ。
だから医師としては、帝王切開を勧める』
ＣＭ『そうですか･･･』
田中『Aさん、あそこの処置室で横になってるから。
２人でよく話し合って』
田中先生はポンと僕の肩を叩いて、診察室へ入っていった。
処置室のドアを開けると、目を真っ赤にしたAがベッドにちょこんと座ってボーッと窓の外を眺めていた･･･
ラッキーアイテム
革ベルト
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KT(プロフ) - わくわく ですよ〜！ (2011年12月28日 10時) (
レス) id: 0844afcb97 (このIDを非表示/違反報告)
愛絵理(プロフ) - もしかしてチャミ、カメラマンの奥さんも帝王切開だから私を和ませるため？もうぉ、チャミったらどこまで優しいのぉ〜！またまた泣けてくるじゃない。ほんっとにmiyuさん、一緒に泣きましょう！産まれてきたらもっと感動になりますよねぇ。 (2011年12月27日 22時) (レス) id: 31b7640ac0 (このIDを非表示/違反報告)
miyu - 愛絵理さん。そんな感想聞いたらmiyuも涙が出ちゃうじゃないですか(T_T)!一緒に泣いちゃいましょう!!!(笑) (2011年12月27日 21時) (レス) id: e0257c0b4d (このIDを非表示/違反報告)
miyu - みかんさん。お元気でしたか?^^ こそぉ〜っとまた戻ってきてしまいました(^^ゞ (2011年12月27日 21時) (レス) id: e0257c0b4d (このIDを非表示/違反報告)
愛絵理 - ﾁｬﾐ､傷跡じゃなくて勲章､扉っていいこと言うねぇ〜!感動しちゃうじゃん。ありがとう｡私とこの子の事を考えてくれてるんだね｡miyuさん､ﾁｬﾐの優しさに触れて感動して涙が出ちゃうじゃないですか?泣かせないで下さいよ｡ (2011年12月27日 10時) (携帯から) (レス) id: 0e2e271192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miyu | 作成日時：2011年12月10日 17時
