yuki.I...4 ページ6
side yuki
思ったより喜んでくれたみたいでよかった。
なつがテレビ見ながら「すごい綺麗、行ってみたいな...」ってつぶやいてたの、聞き逃さなかったからね。
・
「あ、でも祐希、なんで急にこんな所連れてきてくれたの?」
『...は?』
「え、...だから...」
いや、聞こえてますよ。なんで連れてきてくれたかってでしょ?
なに、今まで知らずに過ごしてたわけ?
「お前、まじで言ってる?」
『...』
「...この期に及んでなつらしいわ笑」
・
・
・
・
「今日、俺らの記念日だから笑」
『...あ』
「思い出しました?笑」
『うん...そうだった』
「普通女の子が覚えてて、忘れてる彼氏に文句言う、みたいな感じじゃねえの?笑」
『確かに...笑』
・
・
・
・
「祐希、」
『ん?』
「いつもありがとう」
『ん』
いつも絶対自分から行動しないなつが、手を握ってくるなんて珍しい。
そんな可愛い事されたら、許してあげてもいいかなって。
『なつ』
「なに?」
『記念日、何回目かわかる?』
「...4回目」
『...残念、5回目でしたー笑』
「ごめんなさい...」
こいつ、全然覚えてないな...まあそういう所も好きなんだけどね笑
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作者名:nattu | 作成日時:2017年12月19日 19時