yuki.I...2 ページ4
side yuki
バンッ!!!
すごい音を立ててドアが開いたと思ったら、すごい不機嫌ななつが顔を出した。
「来るの早いから!まだ準備終わってない!」
『そうだと思ってた』
「テレビ見て待ってて」
『ん』
それにしても...
『おい、お前、なんか服着ろよ』
「着替えてたら祐希がチャイムおしたんでしょ?外に閉め出しといてよかった?」
『いえ、ありがとうございます』
俺がこの前置いていったロンTをかぶっただけって...
目のやり場に困るんだよバーカ。
しかもぶかぶかでミニワンピになってるし、いや、ズボンくらい履けよ。
テーブルに置いてあったリモコンを取って、テレビをつける。
この時間だと、ニュース番組ばかりでつまんねえな...
「...き...ゆうき!」
『...ん』
「祐希、お待たせ!」
『わり、寝てた』
「...ねえ、よだれ」
『...うそ』
まじ...?恥ずかし...やらかした...
・
・
・
「...嘘」
『は?』
「だから嘘。ねね、今日どこ行くか聞いてないんだけど〜」
『.........絶対言わねえ』
・
「祐希〜!はやく!置いていくよ!!」
ったく、調子のいいやつだ...笑
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作者名:nattu | 作成日時:2017年12月19日 19時