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youside_
「あの時ああしてればよかったなーとか、何でこっちに打ったんだろー、みたいなのがあんまり無いんだよね。
まあちょっとはあるけど!」
『………うん、』
「なんか清々しい。
最高の舞台で、最高の仲間と、最高の時間を過ごせた俺は幸せもんだな!」
『………そうだね!』
やっぱり、祐希は今に留まることを知らないんだろうなとつくづく思う。
すると、祐希は私を離して目が合うようにした。
「………食べてぇなー………………」
急に言いだすので何かと思ったけど、晩ご飯を作っていた事を思い出した。
『あ、もう食べる?
今日はトンカツです!』
「…え?」
『…え?』
何故か何言ってるの、って顔で見てくる。
『え、晩ご飯食べたいんだよね?
だからトンカツだよって』
「違うよA」
違う?!
じゃあ何食べたいの?!
晩ご飯以外に食べたいものって無くない?
「俺さ、もうかれこれ一週間ちょっと…いや、二週間弱Aと離れ離れなの」
『?うん』
『要するに、Aと一緒に寝てないわけじゃん?」
………祐希がオオカミって事を忘れてた。
『……えっと、あのー…』
「だからさ、俺Aの事食べたいんだよね、」
作っておいたトンカツを尻目に、私達の長い長い夜は始まった。
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(やっべ、A最高なんだけど)
((もうむりしんどい何回したと思ってんのほんと意味わかんない))
(だってしょうがないじゃん久々だったんだからさあ)
((あんなに激しくしないで…!))
(……それはごめん)
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あい(プロフ) - 初めまして。このお話めっちゃ好きで楽しく読ませていただいてます!物語としての続編楽しみにしてます! (2021年8月15日 23時) (レス) id: 7100440958 (このIDを非表示/違反報告)
meizhiliuabu(プロフ) - 初めまして!お話良かったです。物語として読みたいです( ^ω^ ) (2021年8月14日 23時) (レス) id: 04a7ecc0d4 (このIDを非表示/違反報告)
椎菜(プロフ) - はじめまして。終盤物語として構成されていたのが良かったように思います。貴方様の書くものが見たいので、どちらでも構いません。続編を楽しみにしています。物語風に進めていたのが無意識なのであれば、しっかり構成を練るともっと良くなるのではないかと思います。 (2021年8月14日 0時) (レス) id: c510c0ee56 (このIDを非表示/違反報告)
ちむちむ(プロフ) - はじめまして!!物語としての続編読みたいでーす!! (2021年8月13日 19時) (レス) id: 21389ca6f5 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 初めてコメントします。楽しく読ませて頂いています。物語としての続編楽しみにしています! (2021年8月13日 10時) (レス) id: e9bb718a53 (このIDを非表示/違反報告)
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