日常編 カレコレ屋の新人は色彩を失っていた少女

日常の第十話前編　[今年は私がサンタだぞ！！メリクリ―！] ページ47

雫視点

さっさと着替えてしまってタカ兄を待つ。

どんなもんかなぁ…

椅子に座って鼻歌を歌っていればどたどたっとあわただしく走ってくる音が聞こえて来る。

タカ「おい雫！どういう事だ！！」

ダンッと勢いよくドアが開く。

もし私がまだ着替えてたらどうする気だったんだろう。

雫 「どうしたんだいタカ兄？」

タカ「どうしたもこうしたもないって！なんなんだよこれ！」

手を広げて自身のサンタ服をみせる。

"ミニスカートに長袖の”

タカ「何かスースーするしちょっとキツイし恥ずかしいんだけど！」

恥ずかしさからか顔を真っ赤にしてそう叫ぶ。

雫 「似合ってるしいいと思うよ。」

うん、可愛い。

そっとカメラを向けパシャッと数枚写真をとる。

タカ「待て、なんでお前は普通のサンタコスしてんだよ！俺と交換しろ！！」

グイッと服を引っ張られる。何か子供みたい。

雫 「タカ兄がいま私が着てる服着たらお腹見えるで。」

タカ「もうそれでいいよ！！」

はよ脱げ！と今度は袖を引っ張ってくるタカ兄に「そんなに幼女の裸が見たいのか？ロリコン」と言ってやった。

すぐ黙って謝って来たのが面白かったですまる。


＿数分後＿

雫 「おし！着替えたから行くぞー！！」

タカ「おー！」

わぁ、タカ兄の腹チラええねぇ。しかも短パン、太ももがとてm(((

平然を装ってる風に見えて耳が紅いのバレてますぜ。

可愛い…萌え。

最近変態と言うステータスが付与されそうなんだが。(？)

タカ「なんか主みたいになって来てない？お前。」

雫 「オタク気質の所だけそうなってると思う。それは置いといてまーずはサト兄達からかなぁ。」

よいしょとサンタが持ってるような白い袋を背負う。

タカ「おい待てこの高そうなカメラはなんだ？」

雫 「撮影がうまいタカ兄に私の録画用と写真用のカメラを貸しただけだけど？」

タカ「…もう何もツッコまない。」

あれはちょっと値段張ったね。

今日のお菓子代よりちょっと高かったね、うん。

まぁ宜しいんじゃない？画質凄くいいし。ね！


続く…

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