日常編 カレコレ屋の新人は色彩を失っていた少女

日常の第三話前編　[カゲ兄が甘えん坊になった！？] ページ14

＿カレコレ屋＿(雫視点)

はい！雫と申します！今は皆が色んな用事で少し遅れるらしいので一人でカレコレ屋にいるんだ。

正確には一人と一匹(？)だよ。ボティスちゃんは一緒にいるんだ。

まぁ、私もカレコレ屋の一人なんである程度は依頼とかは出来るんだよ。

いつも通り膝にボティスちゃんを置いて撫でているとコンコンとノックの音が聞こえた。

ガチャ(ドア開けた音)

雫 「こんにちは。」

依頼「こんにちは、ここはカレコレ屋で合ってるかな？」

雫 「はい、どうぞ中に入ってください。」

そう言いソファまで案内する。

少し緊張するけど大丈夫、大丈夫。

雫 「それでご用件はなんですか？」

依頼「あ、はい。今日は新商品の効果確認を手伝って欲しくて…」

雫 「効果確認…ですか？」

依頼「はい、飲んだ人を【甘えん坊】にさせる薬です。」

え、あ、甘えん坊？

雫 「なんでそんな物を？」

依頼「えと、普段素っ気無い人が甘えん坊になると可愛くないですか！？ギャップ萌えってやつですよ。それを狙って作りました。一応安全確認の為自分で使ったんですけど自分だったんであんまりわかんなかったんです。この通り健康に被害や危ない薬なんかではないんで！お願いします。」

危ない薬じゃないのか…だったらいいかな…

依頼「ちゃんと時間たてば戻りますし作者も保証しますし！ね？」

雫 「メタァな事は言わないでください。…わかりました引き受けます。カメラで撮っておくんで成功したか失敗したか見て置きます。」

依頼「ありがとうございます！後日またきますね。」

そう言って帰っていった。

んーとコレを飲めばいいんだよね。カメラ用意してと…あれ、これ複数人いないとわかんないんじゃ…

雫 「その前にちょっとトイレ。」

考えるのを一端やめ、トイレへと向かった。

続く…

日常の第三話中編　[カゲ兄が甘えん坊になった！？]→←日常の第二話後編　[ゲームをプレイしたら洗脳されてしまった話]

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す