第十五話 《命と黄泉》 ページ48
零視点
目を開けると全く知らない所に居た。
零 「ここは…」
命 「あぁ！起きたの？」
零 「！皆の記憶の中に居た人達。」
黄泉「まぁ、人ではないがな。」
零 「俺をどうするの。」
キッと少し睨む。そうすると慌てたように訂正した。
命 「いやいや、何もしないよ！！なんなら助けようとしてるよ。」
黄泉「彼らの記憶を覗いたんなら俺達の事は知ってるな。」
零 「うん。」
命 「それでね。彼らが君も生き返らせたいって言うんだ。」
黄泉「いい仲間を持ったな。」
ニカッと笑う黄泉。名前は記憶を覗いた時に知った。
命 「特別に彼らからの願いだから生き返らせようと思うんだ。」
零 「は、はい…」
黄泉「お前が生き返りたいって言うんならそうしようと思うんだ。どうする？」
一応、願いも聞いてくれるのか…。結構理解ある神様だな。
なんて少し感心しながら答える。
零 「俺は、生き返りたい。」
彼らとまたバカやってたいから。
命 「それじゃ、記憶を消して…って、え？」
黄泉「どうした？」
命 「記憶に感傷できない。」
何度も感傷しようとしているみたいだが一向に消されない記憶。
そらそうだ。だって
"出来ないようになってるから"
黄泉「んー、なら黙っててくれるか。俺達の事。」
真っ直ぐ前を見つめ答える。
零＆紅「命、黄泉に誓います。」
そう言った彼の目はいつかのオッドアイ。澄んだ空色と血のような紅色。
ニコリと微笑む。瞬きの瞬間に紅色は消え空色に戻る。
命 「へぇ。」
黄泉「ありがとな。それじゃ、現世に戻すからな。」
光に包まれる。
そうだったな。普通の生活に慣れ過ぎて忘れてたよ
俺は＿＿＿だってな。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
命、黄泉については前作[彼らが死なない理由]をご覧ください！
URL http://uranai.nosv.org/u.php/novel/1210kagero1/
それでは！！
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陽炎/蜃気楼(プロフ) - 無の人さん» コメントありがとうございます！！はい！関わりを持たせたくてepisod2まで待ってた人ですww (2020年9月27日 8時) (
レス) id: ebb6d95e32 (このIDを非表示/違反報告)
無の人 - 零の過去編楽しみにしてます！ハックの過去編に関わりがあるんですね…… (2020年9月27日 8時) (レス) id: aeb8e19062 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 死んでませんから死なないで下さい；；！！ (2020年8月25日 20時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - ミリアさん» わぁ。天使が見える。死んだのかな？ (2020年8月24日 21時) (レス) id: aac3056180 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 良いですよ。うちの子、貰っても良いですし、使っても良いですよ。香純「よろしくお願いします。（天使みたいで優しい笑顔）」 (2020年8月22日 22時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽炎/蜃気楼 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1210kagero1/
作成日時：2020年8月8日 22時
