第十三話中編 《先輩が死刑囚になった話》 ページ40
＿処刑場＿(零視点)
見ると手錠に繋がれ首吊り台にのぼっているタブーさんがいた。
恐怖からか今にも泣きだしそうな顔だ。
ハックとキリンさんには伝えてある。大丈夫。ちゃんと助けるから。今度は助けるから。
あの時みたいに何も守れなかった俺じゃないから。
警官「ココが処刑場だ。」
看守「1919番所定の位置につけ。」
タブ「ギャパ…」
看守「死刑は斬首刑だこの縄を首に絞めて下の踏板を外すと首が締まり死ぬというものだ。」
看守らしき人が説明しているうちにタブーさんの首には縄が目には目隠しがつけられていた。
看守「死刑執行の合図とともにそこにいる三人の看守がボタンを押すことで踏板が外れるようになっている。」
キリ「なんでボタンが三つあるんだ？」
看守「誰が殺したか分からないようにするためだ。そうやって看守の精神的負担をなくすんだ。それじゃあ始めるぞ。最後に言い残す事はあるか？」
タブ「ぎゃぱああああ！！やっぱり死にたくねええええ！！」
そう叫ぶタブーさんに看守は
看守「もうあきらめろ！！」
と怒ったように言った。続けて
看守「死刑執行！」
とも言った。ポケットの中で見えないようナイフを握る。
タブ「ギャパああああ！！」
しかしいつまでたっても踏板は外れない。
流石だよ、ハック。
アラームが鳴り響く。
看守「おいどうなっているんだ？」
焦りだす看守。
タブ「ギャパ？どうなってんだ？」
警官「大変です看守長！！処刑システムを何者かによってハッキングされています！」
看守「バカ言え！うちの警備システムは世界でも屈指のセキリュティだぞ！！誰にそんな事出来るって言うんだ。」
ハク「目の前で仲間が死ぬのを黙って見ているわけにはいかないんすよね。」
続く…
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陽炎/蜃気楼(プロフ) - 無の人さん» コメントありがとうございます！！はい！関わりを持たせたくてepisod2まで待ってた人ですww (2020年9月27日 8時) (
レス) id: ebb6d95e32 (このIDを非表示/違反報告)
無の人 - 零の過去編楽しみにしてます！ハックの過去編に関わりがあるんですね…… (2020年9月27日 8時) (レス) id: aeb8e19062 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 死んでませんから死なないで下さい；；！！ (2020年8月25日 20時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - ミリアさん» わぁ。天使が見える。死んだのかな？ (2020年8月24日 21時) (レス) id: aac3056180 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 良いですよ。うちの子、貰っても良いですし、使っても良いですよ。香純「よろしくお願いします。（天使みたいで優しい笑顔）」 (2020年8月22日 22時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽炎/蜃気楼 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1210kagero1/
作成日時：2020年8月8日 22時
