第十三話中編 《先輩が死刑囚になった話》 ページ38
＿夜＿(零視点)
零 「ないなー。そっちは？」
紅 「こっちも無い。」
紅と話しながら記憶を探す。
寝てるときは夢みたいな所で二人いる感じかな。
話すって言っても夢で人と会話する見たいな事で実際声は出てない。
記憶は前も言った通りフォルダみたく保管されてる。それを開いて確認していく。
俺は他の人の記憶をインストール出来る。なんでか知らないけど。他の人の記憶は別な場所になるわけでもなくその他の記憶と混ざって置いてあるから少し困る。
片っ端から開いていく。
親からの虐待の記憶
虐められてる記憶
大切な物をなくしてしまった時の記憶
俺の記憶はそんな物しかないのか、と少し呆れつつ次の記憶を開く。
その記憶は紛れもなくタブーさんの記憶だった。
零 「あった！！あったよ紅！」
紅 「ほんとか！」
こっちに寄って来る紅。
ちなみにインストールする記憶は印象的だった中から選べるんだよ。
タブーさんからは印象的な記憶の中から一週間分くらいの記憶をインストールした。
記憶は共有なので紅も思い出したようだ。
紅 「これって…」
タブーさんが人を殺した時の記憶もその中にあった。
それは
殺して欲しいと言うを人を殺していく
そんな記憶だった。
殺して欲しいと言う人は
事故で体の所の多くの骨が砕けてしまい、辛うじて息をしていて痛く苦しいだけの生活なのに安楽死させてもらえない人
重い病気で手術の方法もなく死を待つだけの苦しく辛い生活を送っている人
そんな人ばかりだった。
零 「これは実際正しい事なのかはわからない。」
紅 「俺は正しいって言うか個人的にその考えは好きだ。」
零 「この考えならは俺も殺人を犯した事に納得出来る。でも自 殺を手伝うって言うかどちらも承諾した殺人でも承諾殺人罪(同意殺人罪)って罪になる。」
紅 「これはちょっと強行手段にでる必要があるな。」
零 「だね。」
続く…
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陽炎/蜃気楼(プロフ) - 無の人さん» コメントありがとうございます！！はい！関わりを持たせたくてepisod2まで待ってた人ですww (2020年9月27日 8時) (
レス) id: ebb6d95e32 (このIDを非表示/違反報告)
無の人 - 零の過去編楽しみにしてます！ハックの過去編に関わりがあるんですね…… (2020年9月27日 8時) (レス) id: aeb8e19062 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 死んでませんから死なないで下さい；；！！ (2020年8月25日 20時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - ミリアさん» わぁ。天使が見える。死んだのかな？ (2020年8月24日 21時) (レス) id: aac3056180 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 良いですよ。うちの子、貰っても良いですし、使っても良いですよ。香純「よろしくお願いします。（天使みたいで優しい笑顔）」 (2020年8月22日 22時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽炎/蜃気楼 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1210kagero1/
作成日時：2020年8月8日 22時
