第十五話 [墨色の不審者] ページ17
雫視点
雫 「つ、疲れたぁ…」
サト兄達と遊び回って、空は柑子色がかってきている。
今、丁度別れて帰路を辿ってる所だ。
遊んでる途中で大体道は覚えた。
帰り道もしっかりわかる。送ってやろうか？なんて聞かれたが、自分の身を守れない程か弱くない。
これでも一応正規品候補だったのだ。あんな施設の事、もうどうでもいいが。正規品でも失敗作でもどっちだっていい。
さてヒサ姉に心配されないようにさっさと帰らなきゃなぁ。
お腹もすいてきたし…あ、お昼は店で買って帰りました。
今日は私が作ってみようかな。
モブ「ねぇお嬢ちゃん。」
声を掛けられたため、その方向へ振り返る。
怖かったが無理矢理声を絞り出し。答えた。
雫 「私ですか？何か用ですか？」
モブ「もう夕方だからさ、僕が家まで送ってあげるよ。」
雫 「…大丈夫です、家すぐそこなんで。」
モブ「でも危ないよ。」
なんだか嫌な予感がする。すぐここから離れよう。
雫 「では私はこれで。」
モブ「おい、待てって。」
ガシッと腕を掴まれる。
モブ「家なんていいでしょ？それより俺の家には楽しいもの沢山あるよ？どうせいつも怒られてばっかりなんだろ？‶帰る必要ない最悪の‶家に何か帰んないでさ、俺と…」
最後の、その一文で何かが切れる音がした。
雫 「失せろ、クズ。やり返さないとと思ったら大間違いだよ。残念ながら私は皆みたいに優しくないから。殺したっていいんだよ？」
モブ「子供がっ、いきってんじゃねぇ！」
手が振り上げられる＿
続く
第十六話 [柑子色の帰路]→←第十四話 [亜麻色の疑問の答え]
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陽炎/蜃気楼(プロフ) - ゆずまるさん» 案外予定通りに進んでてこっちも記憶戻って安心してる(結構延びちゃったりするから)あ、全然大丈夫だよ！ゆずまるが好きな時に来ていいからね (2021年5月6日 0時) (
レス) id: c9ecb5a106 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずまる(プロフ) - 雫ちゃん記憶戻って良かったぁしばらく来れなくてごめんね (2021年5月5日 20時) (レス) id: f63821bc92 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - 星猫さん» 僕は迷惑かけられた人の中でもかなり軽い方だったと思うので大丈夫です。それよりは他の方に誠意を見せてあげてください。 (2021年4月17日 10時) (レス) id: 65a99cfd91 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 私の自業自得で貴方にも迷惑させて、誠に申し訳ありません。 (2021年4月17日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - 星猫さん» ちらっと星猫さんの事調べさせていただきました。かなり荒れてますね…もうこんなことは繰り返さないよう、気を付けましょうね。きちんと反省！これ大事ね (2021年4月17日 0時) (レス) id: 65a99cfd91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽炎/蜃気楼 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1210kagero1/
作成日時：2020年12月28日 18時
