第三期 新入部員はおｎ…え？何？…えぇぇ！？男の子ぉぉぉ！？

第三期十六話　《再び》 ページ28

NO視点

零の話を聞き終わった同時、三人は声を上げた。

キリ＆ハク＆タブ「なんで言わなかったんだよ！/すか！」

過去の話もかなり重かったのに、現状も同じくらいではないか、と。

零 「ご、ごめんなさい。」

必死に謝る零にキリンがまぁ、と付け足して

キリ「お前等が無事で良かったよ。」

と言った。

嬉しそうに微笑む零。
どうしょうもなく、楽しそうに。

ハク「それで、どうするっすか、その母親。」

タブ「なんなら俺様がバラしちまってもいいぞ！」

わりと真面目にタブーが言う。殺すのは流石にもうだめなので却下したが。

少し考えて淡々と話し出す。

零 「これ以上関わらせないようにする。別れて、それでも何かしようとするなら力でねじ伏せる。

ハク「やっぱりそれしかないっすよね。」

キリ「決まったなら善は急げだ！」

再びキリン手を握られた零。

ハク「また走るんすか！？」

タブ「流石だぜ…」

驚愕するハックと、呆れを通り越して感心さえしてきてしまったタブーを他所に部室を飛び出す。

一泊遅れて部室を飛び出した二人を見ながら零。

零 「良くも悪くも何から何まで、本当強引ですね…」

キリ「それが俺だからな！」



さっきまで勢いよく雫を落としていた空は、それがまるで噓のだったかのように満月が浮かんでいた。

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