第二十話中編 ［動物飼育員の手伝いをしたお話］ ページ45
__動物園にて__(雫視点)
キィーッ！キィーッ！！(鳴き声)
シデ「やめろっ！お前ら！！」
キィー…(鳴き声)
シデ「他と体の色が違う…。突然変異種か…？」
私と似てる。アルビノだからって虐められてたあの頃の…。
キィーキィー(鳴き声)
シデ「イジメめられてたのか…。捕獲されていきなりこんな環境に連れてこられたらこういう事が起こるのも仕方ないな。」
雫 「…。」
__色々飛ばしてお昼休憩__
シデ「やはり餌にありつけてなかったか…。」
雫 「よしよし、もっと食べていいんだよ。」
キィーキィー(鳴き声)
シデ「親が近くにいればイジメられることもなかったのか…？」
雫 「…」
キィー…
シデ「なんだ？俺にくれるのか？」
雫 「あ、私にも？」
キィー
シデ「ハハッ、俺は大丈夫だ。」
雫 「私もいいよー。それに君の餌は私達には食べれないしねー。」
シデ「優しいんだな、お前は。」
__またもや飛ばして閉園のお時間です__
キィー！キィー！！
雫 「あの子またっ、こら駄目だよ！！！」
シデ「俺たちが一時的にいじめを止めてもまたいじめられる。」
雫 「あの子だけ違う所に入れられないのかな。」
シデ「それより自然に返した方がいいかも知れないし、駄目かもしれない。」
雫 「なんで？」
依頼「逃がすんじゃなかったの？」
シデ「自然はここより危ない。それに親がいない子供だ。親でも来てくれなきゃすぐ餓死してしまう。今まで生きて来れたのは動物園だったからだ。」
雫 「なるほど。」
依頼「…確かに動物園ってのは人間のエゴだよ。でも私達は動物に愛がある。それだけはハッキリいえる。楽しんでるお客さんも動物が好きなの、動物たちにも自由が無いが安全がある。」
シデ「でも…動物たちがどう思っているかはわからない。」
依頼「うん。動物は人間と違って言葉を話せない。動物の気持ちを理解するのは簡単じゃない。例えば具合が悪そうにしているのを見ても原因がわからず戸惑うこともある。あの子みたいに知らず知らずのうちにストレスをため込ませてしまう可能性もある。」
シデ「…」
依頼「でも私達は考える事を辞めない。私達はこの檻の中でのあの子たちの幸せを願っている。安心してあの子は別の檻に移すから。」
シデ「…俺は…」
続く…
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カゲチヨ大好き - 陽炎/蜃気楼さん» イエーイ( ≧∀≦)ノ楽しみにしてます！(*≧∀≦)人(≧∀≦*)♪ (2020年8月7日 14時) (
レス) id: f63821bc92 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - カゲチヨ大好きさん» 今の所は二期（？）で本家様と同じ頃（ストーリー編第一章最終話）に出てくる予定です。勿論ボティス達とのお話も書いていく予定です。 (2020年8月6日 17時) (レス) id: aac3056180 (このIDを非表示/違反報告)
カゲチヨ大好き - 質問です。ボティスって、いつ出てきますか？もし出てくるなら、楽しみにしてます。 (2020年8月6日 14時) (レス) id: f63821bc92 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - カゲチヨ大好きさん» 毎度ありがとうございます！やっぱりコメントは何でも届いたら嬉しいですね！本当にありがとうございました！頑張ります！ (2020年8月5日 18時) (レス) id: aac3056180 (このIDを非表示/違反報告)
カゲチヨ大好き - 今回も面白かったです！これからも頑張ってください！ (2020年8月5日 15時) (レス) id: f63821bc92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽炎/蜃気楼 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1210kagero1/
作成日時：2020年7月11日 9時
