相応コラテラル! ページ16
ユウ side
モルトロ・ラウンジ VIPルーム
ユラがソファの真ん中に座り、僕とジャックはその後ろに立っている。
ジャック「なんだここ……ホントに学校内か?
でかい金庫があって…………銀行みてぇだ。」
ユラ『フフフッ。クロウリーも上手いこと使われたねぇ。それに…………。』
アズール「それで?僕に相談というのは?」
ユラ『単刀直入に言うが………イソギンチャクたちの解放を命じる。』
アズール「はっはっは、これはまた………突然横暴なことを仰いますね。僕と契約した生徒、225人の解放ですって?」
ジャック「225人!?」
「多すぎる。」
アズール「さて、ユラさん。
あなたは生徒たちの解放をしてほしいと言いますが、僕は彼らに不当な労働をさせているわけではありません。彼らは契約書の内容に同意し僕と"契約"を交わした。
"契約"は可哀想だとか、こんな感情的な理由で他人が口を挟めるものじゃないんですよ。
つまり、一昨日お越しください。………ということですよ。」
「どうする?ユラ?」
ユラ『う〜ん。あ!私も契約しちゃおっかな〜』
ジャック「!?おい。ユラ何考えてんだ!?」
アズール「ほう、僕と取引がしたいと?面白いことを仰る。」
フロイド「あはっ。ベルちゃん、度胸あるじゃん。」
アズール「……ふぅむ。あなたが僕と取引したいのは分かりましたが………しかし困りましたねぇ。確かユラさんとユウさんは魔力をお持ちでない。」
ユラ『おっと〜。魔力が必要なんですか?』
ジャック「は?ユラたちは………」
「ジャック。シーー。」
ジャック「??」
アズール「それだけ大きなものを望むのでしたら、相応の担保が必要です。」
ジャック「担保、だと?」
アズール「たとえば……ユラさんたちが管理しているオンボロ寮の使用権、とか。」
ジャック「!!テメェら、最初からそれが狙いで………」
バン!!!
グリム「その話、乗ったーーーーー!!!」
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鈴蘭(プロフ) - リクエストありがとうございます! (2021年9月25日 15時) (レス) id: bf2124772a (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 鈴蘭さん» ジェットとフロットの人魚姿と人の姿のイラストが見てみたいです! (2021年9月24日 17時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - フジェットとフロットとジェイドとフロイドの絡みも見てみたいです! (2021年9月24日 9時) (レス) @page50 id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - 良いですよ\(^o^)/もっと意見が聞きたいのでお願いします! (2021年9月24日 8時) (レス) id: bf2124772a (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 鈴蘭さん» またリクエストしてもいいですか、フロットがモストロラウジに食べに来るところが見てみたいです (2021年9月24日 7時) (レス) @page50 id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴蘭 | 作成日時:2021年3月31日 16時