Thanks[登坂広臣]Ⅱ (ページ3)

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episode.51 ページ3

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例えば俺に興味むき出しの仕事大好き人間赤坂さん。

彼女と2人きりになったとしても

申し訳ないけど緊張しないし話題で盛り上げようとも思わない。

というか、彼女こそ俺が話題をださなくても

勝手に話してくれて応じるだけでいいタイプの人だから。

そう思い出せばあの女もその女もと

良くないことかもしれないけどいっぱい出てくるわけで。

Aさんへの普通と違う感情を改めて実感する。

それは、ただの憧れではなくて

それは、友情的な感情でもなくて

完全に惚れたっていう、恋愛的な感情。

しばらく返信が来なくなってたのに

もうすぐ迎えに来るって時に連絡が来た。

ホテル着いたとかかなと思ってたら

居酒屋来ちゃいましたって事。

…はい？

それからすぐにアレックスさんと

ボディーガードなんだろうけど愛嬌のある男の人１人と

美人マネージャーのエレナさん。

でビール片手に取ってる写真が送られてきた。

いや、いやいやいやいや、朝から何してんのこの人達。

え、いや、確かにもう昼だけれども

呑むには早すぎじゃないですかね？

昼から呑む気かよ。

昼間っから呑む気ですかって送れば

もう呑んでいるのですよっていう返信。

まぁ、個室っぽいし高級そうだし

別にマスコミとかファンとかの心配はしなくて良さそうだけど

というか、そこに問題があるところをアレックスさんもエレナさんも許すわけないだろうけど。

それにしてもだろ。

一番常識知ってそうなエレナさんですら呑んでるんだから

いいのかもしれないけど、今呑んで今日これからどう過ごすつもりなんだろう。

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