My Dad!

dad.7 ページ7

･You･




｢…暇だ。｣



貴重な休日の日曜日…だったけど、少し学校で勉強しないといけない日だった。

もちろん、パパとママに休日の休日なんてほとんどない。


と、いうか、ママに関してはただ今イギリスにいる。


パパは今日歌番組に出るんだよね。

帰りは遅いかなー。


先生の出張が重なりに重なったおかげで途中から自習しかなかった。

家にも早めに帰れたし。行った意味は謎。


そんでもってお家に帰ると誰もいない。


1人で過ごすにしては、3人でも広いくらいのこのマンションは広すぎ。


これまた5人は余裕で座れるソファーに制服のまま寝転びながら足をﾊﾞﾀﾊﾞﾀ。


夜になると、パパが家にいることが最近多い。

から、寂しさも飛んでくし、何より楽しい。


逆に、先々月はママがおうちにいる日が多かった。


それもこれも、多分私のため。


1度やばくなって、ヒステリックになったことがある。


パパとママに言った言葉は、何度か思ったことはあるけど

それでも言わなくてもいいようなことだと思ってたような2人を傷つける言葉ばかり。


その酷い言葉を、パパもママも受け止めてくれた。


きっと沢山傷ついたと思う。


とりあえず制服着替えないととスウェットを着る。


お風呂は夜に入ろう。

宿題は夜中にしよう。


今は、夕飯の支度をしよう。


パパが帰ってくる。


夜になれば、暇なんて忘れて、楽しいお話が出来る。


私は、それを想像するだけで笑が溢れるよ。




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