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dad.23 ページ24






こんなことしたらダメだよって。


ダディとマミーから貰った大事な体だよって。


2人が、大切にしてくれた私だよって。


分かってる。分かってるのに。

なんでこんなにも苦しくなるんだろう。


誰も助けてくれなくて

楽になりたい道を、間違えてしまったらしい。


その刃物に身を委ねて

流れる赤い血に満足感を得て。


そんなことを何度か繰り返した。


初めて時便に傷をつけた日から、何日が経った?


泣くくらいなら、痛いくらいなら

やめればいいのに。


そんなふうに思ってた時だった。


ノックもなしに空いた私の部屋のドア。


誰もいないはずなのに。


私は、やらかしてしまったらしい。



「A?!」



パパが私に駆けつけて

私が選択に出してなかったそこら辺にあったタオルで止血する。


怒られると思った。

何してんだって、怒鳴られると思った。


だけどパパは、私を抱きしめたんだ。



「パパ・・・パパ・・・」


「うん。ここにいる。A、落ち着いた?」


「パパ・・・パパっ」



抱きしめられて撫でられる背中。


安心して、心地よくて涙が出た。


パパだ・・・。



「ごめん。こうなるまで気づけなかった」


「違う。違うよパパ。ごめんなさい。ごめん・・・」



パパの私を抱きしめる力が強くなった。




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作品ジャンル:タレント
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layla(プロフ) - ことみさん» ありがとうございます!やっと更新できた感じですが、まだ応援していてくださると嬉しいです! (2019年3月27日 13時) (レス) id: 7604ca25db (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - このお話とっても大好きです!!応援してます (2019年3月27日 11時) (レス) id: ca40f868b3 (このIDを非表示/違反報告)
layla(プロフ) - エルさん» コメントありがとうございます!!すみません、時間の関係で全体的に更新止めちゃって...。応援ありがとうございます!!頑張ります!! (2019年3月3日 20時) (レス) id: 5aff5b6ab3 (このIDを非表示/違反報告)
エル - このお話とても面白くて大好きです!無理にとは言わないですが続き読みたいです!応援してます!! (2019年3月3日 18時) (レス) id: bde4346fb8 (このIDを非表示/違反報告)
layla(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます! (2018年11月14日 15時) (レス) id: 25993da8da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Layla | 作成日時:2018年11月12日 23時

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