検索窓
今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:155,510 hit

dad.22 ページ23






痛いと思って、一瞬手が止まって。


それなのに続けたのは多分、相当やられてるから。


まだまだ帰ってこないことを知っていたから好き放題して

片付けて、何事も無かったかのようにして。


でも、カッターには真っ赤なそれ。


これはひとまず部屋に持っていこう。


それを机に隠して

リビングに行ってから、ご飯を作らないといけない。


そう思っているのに体が動かなくて

処置されて隠された腕に不思議な満足感を抱きながら

そのまま寝てしまった。



「A。A?起きろー」


「ん」



目が覚めたのは、パパの声が聞こえたから。


少しして、はっとして

すごい勢いで頭を起こした。



「パパ、パパ、今何時?!」


「2時くらい?」


「今帰ったの?ご飯作ってなくて」



どうしようどうしようとわたわた。


さっきのこともあって顔も見れなくて

プチパニック。


してたら、パパにヨシヨシと抱きしめられて



「はーい、落ち着いた落ち着いた。

パパご飯食べてきちゃったから。Aは?まだ?」


「あ・・・そっか。ほんとだ、連絡入ってた。」



もやもや。


また、もやもや。


パパと一緒に食べたかった。

言えないのは、負担になるから。



「Aは?ご飯。」


「私は、寝る前にパン食べておなかいっぱい」


「ん。そっか。明日はもうちょいましなの食おうな」」


「うん・・・うん。そうだね。あ、じゃあ、私、寝る」


「ん。おやすみ」



怖くて逃げ出したくて

パパとご飯を食べたくて

一緒にいたくなるからその場を離れたんだ。



「A。なんかあったら言えよ」



気付かれてる。

そう気づきながら、分かってるよと笑って返した。




dad.23→←私です。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (109 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
595人がお気に入り
設定タグ:三代目JSoulBrothers , 登坂広臣   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

layla(プロフ) - ことみさん» ありがとうございます!やっと更新できた感じですが、まだ応援していてくださると嬉しいです! (2019年3月27日 13時) (レス) id: 7604ca25db (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - このお話とっても大好きです!!応援してます (2019年3月27日 11時) (レス) id: ca40f868b3 (このIDを非表示/違反報告)
layla(プロフ) - エルさん» コメントありがとうございます!!すみません、時間の関係で全体的に更新止めちゃって...。応援ありがとうございます!!頑張ります!! (2019年3月3日 20時) (レス) id: 5aff5b6ab3 (このIDを非表示/違反報告)
エル - このお話とても面白くて大好きです!無理にとは言わないですが続き読みたいです!応援してます!! (2019年3月3日 18時) (レス) id: bde4346fb8 (このIDを非表示/違反報告)
layla(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます! (2018年11月14日 15時) (レス) id: 25993da8da (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Layla | 作成日時:2018年11月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。