episode.31・Hiroomi.Tosaka ページ33
起きた時の気分。
サイコー。
ドンドン響くノックの音と何回も鳴らされるインターフォン。
時計の針は仕事の時間ぎりぎりを指してた。
ほんと、サイコーすぎるだろこれ。
1人でひねくれた皮肉を浮かべながら全力で走る。
何が原因かって言うのははっきりした。
携帯の充電が1%も、その欠片も残ってなかったから。
もう弄りすぎんのやめよ。
車に乗り込んだら、珍しく全員集合。
理由は、事務所から違う事務所に移動する間の時間に迎えに来るって約束してたから。
俺以外全員今まで仕事してたってわけ。
準備もせずに俺が気持ちよく寝てたあいだ。
「臣遅い!」
「すんません。アラームがね。」
直人さんの怒声を聞いて、謝っていいわけをする。
結局自己責任。
仕事だって分かってたのに行動を起こさなかった俺が悪い。
ギリギリセーフ。
それもこれもマネージャー様のおかげ。
「明日からは気をつけろよー。」
「…ほんとすんません。」
直己さん、語尾伸ばしてるけどガチなやつですよねそれ。
寝坊とか久しぶり。
うかれすぎた。Aさんに心奪われすぎた。
んでもって、酔いが完全に覚めてないのに気づいてなかった。
ここで言い訳したいわけじゃない。でも、これは仕方ないと思う。
だって、明日だし。俺の楽しみ。
episode.32・Hiroomi.Tosaka→←episode.30・Hiroomi.Tosaka
455人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「三代目JSoulBrothers」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Layla x他1人 | 作成日時:2017年9月3日 11時